雑草を放置するとどうなるの?雑草放置によって引き起こされる問題や責任の所在について解説
「庭の雑草の手入れが追い付かない」
「普段通る場所に雑草が生えているけれど誰に言ったら処理してもらえるのかわからない」
雑草は生命力が強いため、気が付いたときにはうっそうと茂っています。
また自宅の庭であれば自身で管理する必要がありますが、賃貸住宅や借りている駐車場などの雑草が気になるときはどうしたものかと悩みます。
そこで今回は雑草を放置するとどうなるのか、場所によって誰が管理すべきなのかという責任の所在について詳しく解説します。
Contents
雑草はなぜどんどん増えてしまうのか
雑草は、気が付いたときには茂っているものです。
その成長スピードを見ると、一体いつ大きくなっているのだろうと疑問に思うほどです。
では、雑草はなぜあんなにも増えてしまうのでしょうか?
雑草が勢いよく成長してしまう原因は、根になります。
雑草の多くは地中に根を伸ばし自生していますが、根を通じてすべての株とつながっているのです。
そのため、雑草を数本抜いてもまた再生することができるのです。
雑草の種類によっては、大量の種を飛ばして子孫を残そうとするものもいます。
風に運ばれて遠いところに行きつき、その場所で繁殖することができるのです。
栄養が少なく乾燥した土地でも成長ができるため、雑草はどんどん増えていってしまうのです。
たくましい雑草は、日々のちょっとした手入れでは追い付けません。
草抜きをしたつもりでも、すぐに生えてきてしまいます。
雑草を放置することで起こる影響とは?
雑草を放置すると、日常生活に様々な影響が及びます。
どのような影響が出るのかを理解し、雑草の管理について考えてみましょう。
健康被害が出る
雑草をそのまま放置していると、雑草から飛来する花粉によって身体にアレルギー症状が現れることがあります。
雑草のなかにはアレルギーの原因であるイネ科のものが多く、身体が反応することで鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどを感じることがあるのです。
イネ科の雑草の他にはブタクサやヨモギなど、身近な植物もアレルギーの原因となり得ます。
症状が治まらない、薬を飲んでいないと辛いなど症状がひどくなる恐れもあるため、雑草を放置することは危険です。
害虫や害獣による被害が出る
雑草には害虫が付いたり害獣のすみかになる恐れがあるため注意したいです。
草が生い茂っている状態は虫や獣にとって住みやすく快適な環境です。
ゴキブリやハエといった家の中で出たら困る害虫の発生を促すことになってしまいます。
その他、ヘビやアライグマ、ハクビシンなどの動物が草むらの中に住み着くようになることもあります。
害虫や害獣により健康被害が出たり駆除に追われるケースもあるので、雑草をそのままにしておくことはおすすめできません。
自宅の庭が雑草まみれになっている場合は、害虫・害獣によって近所にも迷惑をかけることになります。
悪臭を放つ
雑草のなかには強い匂いを放つ種類もあります。
たとえば雑草の一つとして、気が付いたら自生しているドクダミは強烈な臭いを放つ植物です。
生薬の一種として重宝される植物でもありますが、身近に生えているとその臭いに困ることがあります。
臭いを放つ植物の種類を確認して、家の周りなどに生えていないか調べてみましょう。
犯罪や人災につながる
雑草が茂った状態だと犯罪や人災を招くことにもなります。
生い茂った雑草群は不審者が身を隠すのにちょうど良い場所になり、空き巣に入られる確率が高まります。
そして、雑草は火災を招く要因にもなりうるため注意しましょう。
タバコのポイ捨て、空気の乾燥などにより火が燃え広がり、自宅だけでなく近所にも大きな被害を及ぼすこととなります。
隣人トラブルの引き金にもなる
雑草の放置により害虫や害獣が発生した、アレルギー症状を感じるようになったなどが原因で近隣住民とのトラブルの引き金になることがあります。
雑草による被害は、土地の持ち主に責任が発生します。
ご近所との関係を良好に保つため、雑草の管理は日ごろからきちんと行なっておくべきです。
景観の悪化につながる
草丈の高い雑草が生い茂っている状態は、景観の悪化につながります。
繁殖力の高い雑草によりどんどん見通しが悪くなっていき、景観が損なわれてしまうのです。
さらにそのような場所には「人の目が行き届いていない場所」だと認識されて、不法投棄される可能性が出てきます。
外から見えにくいから捨ててもバレないと思われ、ゴミのポイ捨てや粗大ごみの不法投棄が起こりえます。
不法投棄により悪臭が発生するし、火災の原因にもなります。
景観の維持、不法投棄の予防のためにも雑草の手入れは必要なことなのです。
あそこの雑草は誰が管理するの?雑草の責任の所在について
雑草が気になるけれど誰が管理すべきなのかわからない、そのような場所が身近にありませんか?
自宅の庭であれば土地の所有者が管理することになりますが、それ以外の場所では雑草の責任はどこにあるのか分からない人の方が多いでしょう。
ここでは雑草が生えている土地の状況から、誰が雑草を管理すべきなのかという責任の所在について考えていきます。
私有地の場合
私有地の雑草は土地の所有者に責任があります。
市区町村によっては条例によって私有地の草刈りを行なうよう依頼されることがあります。
たとえば住民Aが「隣の敷地に生えている雑草に困っている」と行政に雑草の相談を行なったとします。
条例が定まっているところではこの場合、行政からの指示や指導のもとA宅の隣に住む住民が私有地の責任者として雑草を取り除かなければなりません。
土地と土地の境目に生えている雑草に関しては、第三者に立ち会ってもらった上で誰が草刈りを行なうか話し合うことになります。
賃貸住宅の場合
マンションなどの共同住宅を賃貸している場合、雑草の草刈りは誰がすべきなのでしょうか。
この場合住んでいる賃貸住宅で共益費が設定されているときは、共益費を使って草刈りの作業を進めることになります。
共益費を支払っていないという賃貸住宅においては、住人が気が付いたときに草刈りや草抜きを行なうという形になっているところが多いです。
借りている駐車場に生えている雑草の場合
車を停めるために借りている駐車場に雑草が生い茂っているときは、その責任は土地の所有者にあります。
駐車場の契約書を確認し、特に記載がない場合は管理者に依頼して雑草を処理してもらいましょう。
雑草が気になるからといって他人が所有している土地に生えているものを勝手に自分で片付けるわけにはいかないので、きちんと順を追って土地の管理をしている人に処理をしてもらうことが大事です。
地域で雑草除去に取り組む場合がある
雑草除去は、地域で一体となって取り組むこともあります。
近くの河川敷をみんなできれいにする、幹線道路沿いの草刈りを地域の住民みんなで行なうなど、雑草除去に関してきちんと取り組む日を設けている自治体があるのです。
賃貸住宅においても、決まった日に住民総出で雑草の除去をするというところもあります。
空き地に雑草が生えている場合
誰も使用していない空き地には、人が住んでいる環境よりも雑草が生えやすいです。
空き地の雑草は、基本的には土地の所有者や管理者が除去すべきであり、努力義務という扱いになっています。
ひどく生い茂っているときは対応しなければなりませんが、あくまで努力義務なので法的拘束力はありません。
自治体によっては空き地の雑草除去に関して条例を定めているところがあります。
そのような場合においては、雑草を放置したままにしていると自治体から指導されることになります。
空き家に雑草が生えている場合
空き地は自治体によっては行政から指導や勧告を受けることがありますが、空き家になると話は大きく変わります。
平成26年には「空き家対策特別措置法」が施行され、空き家の所有者が指導や勧告に応じなかった場合、最終的には強制的に解体が行なわれるようになっています。
解体の際に発生する費用は所有者に請求できるため、雑草の処理費用も空き家の所有者が払うことになります。
空き家の持ち主は雑草をそのままにしておくことで新たな問題に発展することにもなるのです。
農地に生えている雑草の場合
雑草は、田んぼや畑などの農地にもところかまわず生えてきます。
農地の場合、雑草の除去は所有者がすべきです。
農地で雑草を放置すると以下のような問題が起こります。
- 土壌の栄養が奪われてしまう
- 害虫が発生し、作物の収穫量が減ってしまう
- 収穫物に雑草が混じって品質が下がってしまう
雑草は、農地の土壌の栄養分を吸いながらどんどん成長していきます。
勢いよく育った雑草の影響により農作物に日光が当たらなくなり、成長を妨げてしまうことにもなります。
さらに、雑草に虫が繁殖すると、近くにある農作物にも影響が及ぶことになるのです。
農作物がうまく育たない、収穫物の品質が下がってしまうといった問題を引き起こすため、農地の雑草も放置するのは危険です。
刈り取った後の雑草の放置には要注意!放置によって起こる主な問題
雑草は、庭や駐車場、農地、空き地など、いろいろな場所で勝手にどんどん増えていきます。
草刈りや草むしりをするだけでも、多くの時間と労力を必要とするでしょう。
そのようななか、刈り取った雑草の処理にも注意しなければなりません。
草刈りや草むしりをした後雑草をそのままにしていると新たな問題が起こるのです。
例を挙げると以下のような問題が引き起こされます。
再び土に根付いてしまう
土の上に放置していることで、生命力の強い雑草は再び根付いて成長し始めます。
抜いたつもりがそのまま放置していることで、再び根を張り成長してしまうのです。
雑草を刈ったり抜いたりした後は土の上に置いておくのではなく、速やかに片付けるようにしましょう。
雑草が腐敗して悪臭が発生する
根付かずに枯れた雑草は、乾燥することなく腐敗した際に悪臭を放つようになります。
腐敗することで湿気ってドロドロとした状態になり、臭いを発生させるのです。
雨がかかる場所などに放置することで、腐敗を進めてしまうことにもなります。
雑草は腐敗すると悪臭を放つので、草抜きや草刈りが済んだらそのまま雑草の片付けに入りましょう。
腐った雑草に害虫が群がる
腐った雑草にはハエやゴキブリなどの虫が発生するので、住環境の悪化にもつながります。
腐敗して臭いを放つ雑草は、湿気も多く含むことからゴキブリなどにとっては快適な環境になるのです。
気づかないうちに害虫が繁殖する恐れもあるので、抜いた雑草を放置するのは避けましょう。
刈った雑草の処分方法
刈った雑草は、いくつかの方法で処分することができます。
雑草の量や状況に応じて、どの方法で処分するのが良いか考えてみましょう。
- シートなどの上で天日干しして枯らしてから可燃ゴミとして処分する
- 乾燥させた雑草を土に埋めて肥料として活用する
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