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壁紙のシミ・汚れはこう落とす!掃除方法や洗剤の使い方

壁紙のシミ・汚れはこう落とす!掃除方法や洗剤の使い方

汚れひとつないキレイな壁紙も、年数が経つとシミや黒ずみが目立ってきます。

壁紙は毎日掃除する必要はありませんが、長持させるためには定期的なお掃除が必要です。

この記事では、自宅でできる壁紙の掃除方法やお手入れ方法について、詳しく紹介します。

壁紙に付着する汚れの正体は?

壁紙に付着する汚れの正体は?

掃除を行う際は、どんな種類の汚れが付着しているのか、知っておくことが重要です。

汚れの質によって、効果的な洗剤が異なるためです。

壁紙に付着する汚れには、次のようなものがあります。

  • タバコのヤニ
  • 手垢
  • カビ
  • ボールペン、クレヨンなどの落書き
  • 調味料

これらはすべて、「油性」の汚れです。

キッチン、ドア付近、脱衣所など、場所によって付着する汚れは異なりますが、クロスに蓄積には油汚れが蓄積しがちです。

汚れを放置すると、汚れが染み付いて余計に落としにくくなります。

軽めの汚れは「応急処置」で解決

軽めの汚れは「応急処置」で解決

汚れて間もない、比較的軽度な汚れであれば、洗剤を使わなくても落とせる可能性もあります。

例えば、調理中にキッチンの壁紙へ調味料がはねてしまった場合がありますよね。

すぐ汚れを落とせば、跡が残ることもありません。

壁紙掃除の「応急処置」を行う際は、乾いた布を3枚用意して、次の手順で行いましょう。

壁紙の応急処置方法

  1. 汚れが広がらないよう、ティッシュ等で拭き取る
  2. 汚れを布に含ませるイメージで、外から内側にたたきながら落としていく

※汚れが伸びないよう、少しずつ進めます

  1. 水で濡らした布で、汚れをたたきながら同じ手順で落としていきます
  2. きれいな布を取り出し、同じように汚れをたたいて布にしみ込ませていきます

(1)~(4)の流れを、汚れがしっかり落ちるまで続けると、壁紙に付着した汚れを取り除くことができますよ。

少し地味な作業ですが、強引に落とすのは避けた方が無難です。

汚れが広がってシミになる可能性もありますし、壁紙が傷む恐れもあります。

壁紙はデリケートなものですから、掃除する際は優しく作業を行うことが重要なポイント。

焦らずゆっくり、慎重に掃除を進めていきましょう。

壁紙のシミ・汚れを落とす方法

壁紙のシミ・汚れを落とす方法

それでは本題、壁紙の汚れを落とすための、具体的な掃除方法を紹介していきます。

壁紙の汚れは種類によって落とし方が異なりますので、汚れに合う方法を試してください。

ボールペン・クレヨンの落書き

子どもがいると、壁紙に落書きされることも日常茶飯事ではないでしょうか。

落書きされないよう阻止していても、一瞬のスキをついて落書きされた経験がある方も少なくないはずです。

頑固な落書きも、正しい方法で掃除すれば、キレイに落とすことができます。

落書き掃除に使うのは、ネイルを落とす際に使用する「除光液」が有効です。

  1. 乾いた布またはコットンに、除光液を数滴垂らす
  2. 汚れを移すように、落書き部分をたたいていく
  3. 汚れが取れたら、きれいな乾いた布で拭き取る

小さな落書きは、この方法である程度落ちるはずです。

除光液で落ちない時は「漂白剤」

除光液を試してみて歯が立たなかった場合は、「酸素系漂白剤」で落としていきましょう。

酸素系漂白剤は、ドラッグストアで手に入る市販品で十分です。

  1. 乾いた布や綿棒に酸素系漂白剤を付けて、落書き部分をたたいていく
  2. 落書きが落ちたら、雑巾や布で水拭きする

可能性としては低いですが、酸素系漂白剤の成分により、壁紙が変色する可能性もあります。

まずは目立たない場所で試してみると良いです。

手アカ汚れ

普段何気なく壁紙を触っていますが、目には見えなくても手アカや皮脂が付着しています。

また、スイッチやドア付近の壁紙は触れる頻度が多いため、黒ずみになりやすいです。

こういった手アカ汚れには「重曹」が役に立ちます。

粉状の重曹でも良いですが、壁紙掃除に使うのなら、スプレータイプの重曹が効果的です。

溶かす必要がなく扱いやすいため、簡単に汚れを落とすことができます。

重曹スプレーは、ドラッグストアの他、100円ショップでも手に入りますよ。

  1. 重曹スプレーを布に吹きかけ、たたくように汚れを落とす
  2. 乾いた布で拭き、重曹スプレーで濡らした布で拭き取る作業を繰り返す

汚れがひどい時は「セスキ炭酸ソーダ」の出番!

手アカ汚れがなかなか落ちないような場合は、重曹よりも洗浄力の高い「セスキ炭酸ソーダ」を使いましょう。

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも強アルカリ性のため、頑固な手アカも徹底的に洗浄できます。

重曹同様、セスキ炭酸ソーダもスプレータイプの商品が便利です。

乾いた布にスプレーを吹きかけ、壁紙を優しくたたきながら汚れを落としていきます。

繰り返しいってもキレイにならなければ、布の代わりに古い歯ブラシでこするのも効果アリです

壁紙を傷つけないよう、慎重に取り除きましょう。

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性が強いため、手荒れ防止のために手袋を装着してください。

タバコのヤニ

タバコのヤニ

室内での喫煙が原因の、タバコのヤニ汚れは、壁紙を変色させるだけでなく、臭いも気になります。

こういったタバコのヤニ汚れは、「塩素系漂白剤」で徹底的に掃除しましょう。

ハイターなど、衣料用のものでOKです。

塩素気漂白剤は、独特な臭いがあり、吸い込むと気分が悪くなる場合もあります。

洗浄力も強力ですので、掃除を行う際は、必ずゴム手袋とマスクを装着しましょう。

壁紙掃除に塩素系漂白剤を使う時は、水で薄めたものを用意します。

  1. 塩素系漂白剤1、水5の割合で薄める
  2. 薄めた漂白剤をスプレー容器に入れる
  3. ヤニ汚れが気になる部分に吹きかけて、水で濡らした布でたたきながら汚れを落とす
  4. ヤニが落ちるまで、水拭きと乾拭きを繰り返す

塩素系漂白剤は、酸性の洗剤と混ぜると、塩素が発生するため大変危険です。

使用する際は、他の洗剤と混ぜないよう十分に注意してください。

軽度のヤニ汚れなら「セスキ炭酸ソーダ」で十分

タバコのヤニ汚れがそれほど蓄積していない場合は、酸素系漂白剤を使わなくても解決できます。

手アカ汚れの掃除でも活躍する、「セスキ炭酸ソーダ」を使いましょう。

同じ手順で、壁紙全体を拭いていきます。

セスキ炭酸ソーダは酸素系漂白剤よりも扱いやすいので、室内で喫煙するご家庭は、定期的な掃除を意識しましょう。

正体不明の黒ずみ・汚れ

何が原因で付いたのか分からない汚れは、「食器用洗剤」を使いましょう。

食器用洗剤は、油汚れに強い中性洗剤ですので、手アカや落書きなど、幅広い汚れに効果的です。

ご自宅に重曹の買い置きがない場合も、食器用洗剤を代わりに使えます。

  1. 布に食器用洗剤を付けて、汚れをたたきながら落としていく
  2. 泡が変色し、汚れが浮き出てきたら、布の汚れていない部分で掃除を続ける
  3. 汚れが完全に取れたら、きれいな布で乾拭きする

「お掃除消しゴム」があると便利

掃除をする時に洗剤を使うのは避けたい方は、壁紙用の消しゴムを買っておくと便利です。

壁紙用のお掃除消しゴムは、壁紙専用の汚れを落とすグッズ。

こするだけで黒ずみや汚れが落とせるという、優秀なクリーナーです。

ホームセンターはもちろん、100円ショップで購入できる商品もあります。

軽度な汚れであれば、壁紙を優しくこするだけでキレイな状態に戻ります。

えんぴつを消しゴムで消すような感覚で使えますので、壁紙掃除を気軽に行えます。

落ちない場合はプロに掃除を依頼

落ちない場合はプロに掃除を依頼

壁紙の掃除をセルフで行う方法をお話ししましたが、汚れのレベルによっては、思った通りに汚れが落ちない場合もあります。

それほど目立たない汚れはセルフでもキレイになりますが、長年掃除をしていないと、付着している汚れも頑固です。

そのため、セルフ掃除では満足のいく仕上がりにならないこともあります。

そんなときは、思い切ってプロのハウスクリーニング業者に、壁紙掃除を依頼してみましょう。

プロの手による作業は、仕上がりがまったく違います。

熟練の技やアイテムを駆使し、壁紙を傷めずに頑固な汚れを根こそぎ落とすことが可能です。

まとめ

壁紙のシミ・汚れはこう落とす!掃除方法や洗剤の使い方

ハウスクリーニング業者や壁紙補修業者を利用すれば、当然費用がかかります。

あまりにも頑固な汚れの場合、人員や作業時間が必要になるため、通常よりも費用が高額になることも。

場合によっては、壁紙の張り替えとそれほど変わらない金額になることも少なくありません。

最近の壁紙は、汚れが付着しにくく掃除がしやすい、機能性に優れている商品が多いです。

クリーニング費用が高額になるのなら、いっそのこと壁紙を交換してしまった方が良いかもしれません。

壁紙の状態に合わせて、クリーニングだけでなくリフォームも検討してみてください。