【和歌山市】ゴミの仕分けと出し方をわかりやすく解説!
ゴミの仕分け方や出し方は、地域によって異なります。
引越しをして慣れないうちは、その地域でゴミをどのように分類分けしているのわからず、間違って出してしまうことってありますよね。
ゴミの出し方を間違ってしまうと、ご近所さんの目もあり、気まずい思いをした方もいるのではないでしょうか。
和歌山市は、県内の他の地域と比べてゴミの仕分けが容易です。
和歌山市のゴミ処理センターである「青岸エネルギーセンター」では、老朽化した機器が改修されました。
そのため、平成28年4月よりプラスチックゴミの一部を「一般ゴミ」として処理できるようになりました。
とはいえ、全てのプラスチックゴミが「一般ゴミ」として分類されるわけではありません。
また、和歌山市で処理できるゴミとそうでないゴミがあるのはご存知でしょうか?
この記事では、和歌山市の「ゴミの仕分けと出し方」や「和歌山市では処理できないゴミの処理方法」について詳しく解説します。
Contents
和歌山市のゴミは何種類に分けられるの?
令和3年12月現在、和歌山市では家庭から出されるゴミは10種類に分けるように規定されています。
- 「一般ゴミ」
- 「びん」
- 「かん」
- 「ペットボトル」
- 「布」
- 「紙」
- 「小型家電など」
- 「蛍光管など」
- 「粗大ゴミ」
- 「白色プラスチックトレー」
以上の10種類です。
「一般ゴミ」「びん」「かん」「ペットボトル」「布」の5種類は、「指定ゴミ袋」か「規格に合ったスーパーなどのレジ袋」にそれぞれ仕分けをして入れる決まりになっています。
指定の袋に入れたゴミは、収集日当日の朝8時までに収集場所に出すようにしましょう。
10種類のゴミを正しく仕分けることができるように、それぞれのゴミの内容とその出し方について詳しく解説します。
一般ゴミ 収集は週2回
1辺が30cm以上のものは、粗大ゴミとして出します。
割れた陶磁器やガラス製品も一般ゴミとして出します。
この際、新聞紙などで包んで安全に収集できるようにします。
- 台所ゴミ:調理で出た生ゴミや油などを指します。
油は布や紙に吸わせるか固めてからゴミに出すようにします。
水分を含むゴミは、十分に水を切るか乾燥させます。
- 再生できない紙ゴミ:汚れがついている紙ゴミです。
ティッシュや紙皿・紙コップなどが該当します。
- プラスチック類:「ペットボトルと白色プラスチックトレー」を除くプラスチック製のゴミです。
具体的には、プラスチック製容器包装(白色トレーを除く)、プラスチック製のおもちゃ、CD、DVD、ビデオテープ、ナイロン製品、発泡スチロールなどです。
- 木製品・革製品・ゴム製品です。
- 汚れている布類:下着・作業着も一般ゴミです。
- その他:ぬいぐるみ、木の枝、草などです。
木の枝は太さ8cm、長さ50cm以下にします。
草や木の枝は1回収集日に3袋までにしましょう。
びん 収集は月2回
ガラス製品や鏡は一般ゴミとして出します。
びん類:飲料用びん、調味料びん、化粧びんなどです。
水洗いして水切りをして、フタは外してゴミに出します。
ビール瓶などの繰り返し使用できるびんは、販売店に返却しリサイクルします。
かん 収集は月2回
一斗かんは粗大ゴミです。
金属以外の部分はできる限り外すようにし、包丁やはさみなどの鋭利なものは新聞紙等で包んで出すようにします。
- かん類:飲料用かん・スプレーかん・缶詰めかん・油かんなどを指します。
水洗いして、乾燥させた後ゴミに出します。
スプレーかんは中身が残っていると火災の原因になるため、使用上の注意をよく読んで中身を空にしてからゴミに出すようにしましょう。
- 金属類:1辺30cm以下のなべ・やかん・フライパン・包丁・はさみなどです。
セラミックやホーロー製品は一般ゴミです。
ペットボトル 収集は月2、3回
フタを外さずにゴミに出すと、収集の時に容器が圧迫されフタが飛んで怪我の元になります。
必ずフタを外すようにしてください。
ペットボトル:飲料、しょうゆ、酒類などがあります。
フタを外して水洗いして水切りします。
フタとラベルは外して一般ゴミに出します。
布 収集は月2、3回
指定された袋に入れて出します。
下着や作業着は一般ゴミです。
ぬいぐるみ、枕も一般ゴミですが、1辺30cmを超えるものは粗大ゴミです。
また、毛布や布団、座布団、カーテンも粗大ゴミになるので注意が必要です。
布は濡れると再生しにくいため、雨の日は次回の回収日に出すようにします。
着古した服などの布:シャツ、シーツ、タオルなどを指します。
紙 収集は月2、3回
紙は種類ごとに紐でくくってゴミに出します。
雑がみは紙袋に入れるか雑誌にはさんで出します。
コーティングやカーボン紙がついている紙は一般ゴミです。
紙も濡れると再生にくいため、雨の日は次の回収日に出すようにします。
古紙類:新聞、チラシ、雑誌、本、雑がみ、ダンボール、紙パックなどです。
小型家電など 収集は年2回
地域ごとに回収日が決まっています。
収集センターや青岸ストックヤードに持ち込むことができます。
小型家電は、一人で運ぶことができる大きさのものです。
ただし、除湿機は粗大ゴミになるため対象外です。
また、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコン等は家電リサイクル法の適用なので小型家電に入りません。電池、燃料、電球、蛍光管は外しておくようにしてください。
家庭で使用された家電製品(電池かコンセントで動くもの)とその付属品:携帯電話、パソコン、電話機、FAX、ビデオカメラ、デジカメ、リモコン、ゲーム機、電子辞書、扇風機、電子レンジなどが該当します。
対象となる家電とならない家電について自信がないときは、自治体に問い合わせて確認してください。
蛍光管など 収集 年2回
小型家電などの回収日に一緒に回収されます。
収集センターや青岸ストックヤードに持ち込むことができます。
平成30年4月より蛍光管の分別・回収がはじまっています。
蛍光管など:購入店で回収してもらえるか確認後、ゴミとして出します。
購入時の箱か新聞紙に包みます。
壊れた蛍光管やLED電球、白熱電球は新聞紙に包むなど安全に配慮して一般ゴミに出します。
粗大ゴミ 個別回収
個別の申し込みを行い、申し込み時に打ち合わせした場所に出します。
青岸ストックヤードへの持ち込みも可能です。
粗大ゴミ:1辺の長さが30cmを越える家具類、寝具類、楽器類、家電製品などが粗大ゴミに当たります。
ボンベやオイルヒーター、灯油などの爆発性のものは粗大ゴミの適用ではありません。
断熱材、消化器などの有毒性のものや、金庫、自動車部品など粉砕が困難なもの、耕運機、門扉、浴槽など大型なものは市の粗大ゴミとして扱うことができません。
家電リサイクル法に適用される家電類も粗大ゴミに出すことはできません。
白色プラスチックトレー 回収協力店に持ち込み
白色プラスチックトレー:発泡スチロール製食品トレーは分別し、よく洗った後に回収協力店の「回収ボックス」へ持ち込みます。
ゴミを分別すると環境にやさしい
以上が、和歌山市で処理される一般的な家庭から出る「ゴミ」の仕分けと出し方です。
和歌山市のゴミ処理場は処理能力が高く、分別が比較的他の地域より楽になっています。
ゴミを焼却した後に発生した熱は回収され、ゴミ発電としてエネルギーの再利用が行われています。
クリーンセンターなどの施設内電力にとどまらず、余剰電力は電力会社に売電できます。
ゴミの仕分けを正しく行うことで、さらに焼却時のエネルギーの削減やエネルギーリサイクルの効率が上がります。
和歌山市で処理・収集できないゴミや動物の死体は?
和歌山市で回収できない家電やゴミ、動物の死体などをどのように処理したら良いのでしょうか。
ここでは、その処理方法を解説します。
家電リサイクル法に適応される家電
対象の家電を購入したお店か買い替えをするお店、もしくは近くの家電販売店に引き取りを依頼します。
その際には、リサイクル料金と回収運搬料金がかかります。
お店に依頼しない場合は、家電メーカーに問い合わせし、リサイクル料金・指定引き取り場所を確認してください。
エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機は、家電リサイクル法の適応される家電です。
動物(ペット)の死体
動物の死体は、粗大ゴミセンターで収集の受付をしています。
午前中の受付は、午後の収集、午後の受付は翌日の収集となります。
受付時に収集方法や処理方法は、打ち合わせをすることになります。
飼い主のわからない動物については無料で収集されますが、ペットの場合1体につき2,080円かかります。
青岸エネルギーセンターへの持ち込みも可能です。
この場合、ペットは1体につき1,030円必要になります。
和歌山市で処理・収集できないもの
充電式電池、リチウム電池、ニカド電池は、回収ボックスのある店やリサイクル協力店などへ持ち込みます。
爆発性、有毒性、粉砕が困難なものは、オイルヒーター、ボンベ、発電機、バッテリー、ボイラー、消化器、注射器、シンナー、ペンキ、断熱剤、石膏ボード、タイヤ、ドラム缶、ピアノなど多岐にわたります。
和歌山市の粗大ゴミセンターに問い合わせの上、市で収集できないものであれば、購入した店舗か専門の処理業者に依頼しましょう。
自分で処理するのが難しい場合、業者に依頼すると楽!
高齢者単独世帯で粗大ゴミを収集場所まで運び出すことができない場合、お手伝いしてくれる自治体は多くあります。
和歌山市では、一般ゴミの収集を市の職員が行ってくれる「ふれあい収集」という制度があります。
70歳以上で要介護度3以上、など条件はありますが収集場所まで運べない方にとって非常に助かる制度です。
ゴミの仕分けは自分で行い、週1回の収集日に職員が収集に来てくれます。
そういった制度が利用できるものであれば良いのですが、リサイクル家電や市で収集できないものなどの処理、大量にゴミがあって仕分けが困難な場合もあります。
高齢者に限らず自分で処理するのが難しいことは多々ある時は「不用品回収業者」や「掃除・ゴミの仕分けからお願いできる町の便利屋」に依頼する一つの方法です。
便利屋なら不用品を出した後の、家の片付けも対応可能ですので検討してみましょう。