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便器の黒ずみは何が原因?落とし方や予防方法を解説

便器の黒ずみは何が原因?落とし方や予防方法を解説

便器の黒ずみはカビや雑菌、ほこりなどが原因です。

トイレにはさまざまな汚れが付着するため、原因は一つだけではありません。

そのため、掃除する際も汚れに合わせて洗剤を選ぶ必要があります。

この記事では便器の黒ずみの原因についてや、効果的な掃除方法について解説します。

黒ずみを発生させないために覚えておきたい3つのポイントも紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

便器に黒ずみができる原因

便器に黒ずみができる原因

トイレの便器に黒ずみができる原因は、主にカビや雑菌です。

そこにほこりや水あか、尿石が合わさると、より頑固な黒ずみになります。

トイレは空気の流れが悪く、便器内には常に水がたまっています。

お風呂やキッチンに比べて使用頻度も高いため、汚れやすい場所です。

つまり、便器内はカビが繁殖する条件である温度・湿度・養分を満たしている環境なのです。

そのほかにも、以下の原因で黒ずみができることもあります。

  • 水あかに混ざった鉄分が酸化している(水道水に鉄分が多く含まれている場合)
  • タンク内に発生したカビや汚れが便器の中に流れ込んでいる
  • 尿石が酸化している

放置すればするほど黒ずみは落ちにくくなるため、見つけたらなるべく早く対処することが大切です。

反対の性質を持つ洗剤を使うと汚れを落としやすくなる!

反対の性質を持つ洗剤を使うと汚れを落としやすくなる!

世の中の汚れは、大きく分けて酸性とアルカリ性があります。

そして、反対の性質を持つ洗剤を使うと汚れが中和されて緩むため、落ちやすくなります。

汚れの性質と使うべき洗剤については表をご覧ください。

汚れ使うべき洗剤
酸性の汚れ油汚れ・皮脂・黒ずみ・カビなどアルカリ性洗剤
アルカリ性の汚れ水あか・石鹸カス・尿石など酸性洗剤

また、アルカリ性と酸性の汚れが混在する複合汚れもあります。

【洗剤別】便器の黒ずみに効果的な掃除方法

【洗剤別】便器の黒ずみに効果的な掃除方法

便器の黒ずみに効果的な掃除方法は5つあります。

黒ずみができる原因はさまざまで、見た目だけでは判断できません。

そのため、汚れが落ちない場合はいくつか試してみましょう。

黒ずみには塩素系漂白剤

黒ずみやカビは酸性汚れなので、まずはアルカリ性である塩素系漂白剤を使います。

代表的な洗剤は「カビキラー」や「キッチンハイター」です。

【用意するもの】

  • 塩素系漂白剤
  • ゴム手袋
  • トイレットペーパー
  • トイレブラシ

【掃除手順】

  1. トイレブラシを奥へ押し出すイメージで何度か動かし、水たまりの水位を下げる
  2. 黒ずみ部分にトイレットペーパーをかぶせて塩素系漂白剤をかける
  3. 2~3分放置する
  4. トイレットペーパーを外す
  5. 汚れている箇所があればトイレブラシでこすり、水を流す

水たまりは、バケツ半分ほどの水を勢いよく流し込む方法でも水位を下げられます。

酸素系漂白剤も効果的

黒ずみやカビには酸素系漂白剤も効果的です。

塩素系漂白剤のツンとした刺激臭が苦手な方も安心して使えます。

今回は、代表的な洗剤である「オキシクリーン」を使った掃除法を紹介します。

【用意するもの】

  • オキシクリーン
  • 40~60度のお湯
  • ゴム手袋
  • 洗面器またはバケツ
  • 泡立て器
  • トイレットペーパー
  • トイレブラシ

【掃除手順】

  1. 洗面器またはバケツに、お湯とオキシクリーンを入れる

(お湯2Lにつきオキシクリーン1杯の割合)

  1. 泡立て器でよく混ぜてオキシ液を作る
  2. トイレブラシを奥へ押し出すイメージで何度か動かし、水たまりの水位を下げる
  3. オキシ液を流し込む
  4. 黒ずみが便器のふち裏にある場合、オキシ液に浸したトイレットペーパーを気になる部分に貼る
  5. 30分~6時間放置する
  6. トイレットペーパーを外す
  7. 汚れている箇所があればトイレブラシでこすり、水を流す

水あかや尿石には酸性洗剤

塩素系・酸素系漂白剤で黒ずみが取れない場合は、水あかや尿石といったアルカリ性の汚れの可能性があります。

その場合は「サンポール」のような酸性洗剤を使ってみましょう。

【用意するもの】

  • 酸性洗剤
  • ゴム手袋
  • トイレットペーパー
  • トイレブラシ

【掃除手順】

  1. トイレブラシを奥へ押し出すイメージで何度か動かし、水たまりの水位を下げる
  2. 黒ずみ部分にトイレットペーパーをかぶせて酸性洗剤をかける
  3. 30分~1時間放置する
  4. トイレットペーパーを外す
  5. 汚れている箇所があればトイレブラシでこすり、水を流す

先に塩素系漂白剤を使っていた場合、酸性洗剤で黒ずみ除去を行うのは翌日以降にしてください。

塩素系漂白剤と酸性洗剤が混ざると有毒ガスが発生してしまい、非常に危険です。

複合汚れには重曹とクエン酸

複合汚れには重曹とクエン酸

重曹とクエン酸はカビや水あか、尿石などが混ざった複合汚れに効果的です。

2つの洗剤を合わせると発泡しますが、中和反応を起こしているだけなので安心してください。

【用意するもの】

  • 重曹
  • クエン酸
  • ゴム手袋
  • スプレーボトル
  • トイレットペーパー
  • トイレブラシ

【掃除手順】

  1. スプレーボトルに水とクエン酸を入れてよく混ぜる

(水200mLに対してクエン酸小さじ1の割合)

  1. トイレブラシを奥へ押し出すイメージで何度か動かし、水たまりの水位を下げる
  2. 黒ずみ部分に重曹をふりかける
  3. 1で作ったクエン酸水を吹きかける
  4. 発泡している上からトイレットペーパーをかぶせ、1~2時間放置する
  5. トイレットペーパーを外す
  6. 汚れている箇所があればトイレブラシでこすり、水を流す

どうしても落ちないならクレンザー

上記の掃除法を試しても落ちない厄介な黒カビは、汚れが蓄積されて便器にこびりついているのかもしれません。

この場合はクレンザーで削り落とす方法もあります。

ただし、クレンザーは便器を傷付ける恐れがあり、メーカーによってはクレンザー(研磨剤)の使用を禁止しているところもあります。

しつこい黒ずみをなくしたいならプロへの依頼を検討してみてください。

便器の黒ずみを予防するには?覚えておきたい3つのポイント

便器の黒ずみを予防するには?覚えておきたい3つのポイント

黒ずみの掃除方法を知っていても、予防法を知らなければ再び黒ずみが発生してしまう可能性があります。

気持ちよくトイレを使うためにも、以下の3つのポイントは覚えておきましょう。

こまめに掃除する

まずはこまめに掃除するのが、一番の予防法です。

黒ずみは時間が経てば経つほど頑固なものになり、落とすのに手間がかかります。

毎日5分程度、少なくとも2~3日に1度は掃除して汚れをためないようにしましょう。

便器内や便座はさっと掃除する程度で済ませて、きちんとした掃除は週に1回程度でも十分です。

気付いたときに掃除できるよう、掃除道具や洗剤はトイレ内に置いておきましょう。

タンクに重曹を入れる

重曹は黒ずみ予防にも使えます。

タンクに重曹を1カップ入れ、6時間ほどつけ置きしたあと水を流せば完了です。

就寝前に行うと、朝起きたときに水を流せばいいだけなので時間を有効活用できます。

頻度は1ヵ月に1回程度が目安です。

タンク内のカビや菌が便器へ流れてしまう場合もあるため、定期的に重曹を入れて予防しましょう。

黒ずみ予防に有効なアイテムを使う

トイレ洗浄剤を使うのもおすすめです。

便器内にジェルを貼り付ける「スタンプ型」や、タンク上の手洗い部分に設置する「置き型タイプ」などがあります。

どちらのタイプも、水を流すたびに便器全体へ洗浄成分が行き渡ります。

汚れが付着しにくくなる効果を持つ商品もあるため、こまめに掃除するのが難しい方はぜひ取り入れてみてください。

まとめ

便器の黒ずみは何が原因?落とし方や予防方法を解説

カビや黒ずみの場合はアルカリ性洗剤、水あかや尿石の場合は酸性洗剤を使います。

黒ずみの原因は見た目だけでは判断できないため、様々な方法で掃除してみることが大切です。

きれいに除去できたら、重曹やトイレ洗浄剤を使って黒ずみを予防しましょう。

もちろん、こまめな掃除は欠かせません。

なかなか落ちない厄介な黒ずみの場合はプロへの依頼も検討してみてください。

専門的な知識を持つスタッフが、適切な洗剤と道具できれいにしてくれます。