雨どいの落ち葉対策をやるべき理由とは?雨樋を放置するリスクと対策法について解説
「雨どいの落ち葉対策ってやるべき?」
「雨どいの落ち葉をそのまま放置するとどのようなリスクがあるの?」
「雨どいの落ち葉対策について詳しく知りたい」
ここでは、雨どいの落ち葉に関して上記のようなお悩みを抱えている人に、対策の必要性や放置することで生じるリスク、具体的な対策法について詳しくご紹介します。
普段こまめにチェックする場所ではありませんが、長年放置していると家そのものにも大きな影響が及ぶ場合があります。
雨どいのトラブルで困らないよう、事前に対策を取っていきましょう。
Contents
雨どいは落ち葉など様々な物で詰まることがある
雨どいは、家の周りの環境や天候などにより様々な物が詰まりやすいです。
落ち葉以外にも、以下のような物が詰まる場合があります。
- 砂や泥
- 鳥の巣
- ビニール袋
- ボール
どこからか飛んできたビニール袋、遊んでいたときに飛んでいったボール、風に運ばれてきた砂や泥など、時間の経過とともに色々な物が雨どいに溜まることがあるのです。
雨どいの落ち葉対策をせずに放置するリスク
雨どいに溜まっている落ち葉などのゴミを掃除せずに放置していると、新たなトラブルに発展する場合があります。
落ち葉対策をせずに放置するリスクを押さえ、さっそく自宅の雨どいの状態を確認してみましょう。
屋根が傷み雨漏りする可能性がある
雨どいは、2階に付いているものは2階の屋根の雨水を集めて1階への雨どいへと流れています。
しかし、2階の雨どいが落ち葉で詰まっていると、2階の雨どいから溢れた雨水が1階の屋根に流れ落ちるようになります。
その部分の屋根には多くの雨水が触れることになり、その影響で屋根材の劣化を早めてしまう場合もあるので気を付けたいです。
屋根材が傷んでくると家の中にも雨水が侵入しやすくなり、そこから雨漏りを招く恐れがあります。
壁から雨漏りして腐食が発生する場合がある
雨どいは、屋根に落ちた雨が壁を伝っていかないよう地面に排水するという役割を持っています。
しかし、落ち葉が溜まったままの雨どいでは雨どいから雨水があふれてきて、家の壁を伝って下に流れ落ちるようになるのです。
その結果、壁の劣化が早まり、やがて壁からも雨漏りするようになり腐食するという事態になりやすいです。
壁には窓周りや壁材同士のつなぎ目があり、外壁にヒビが入っているようなこともあるので、そのような状況ではますます壁から雨が侵入しやすくなります。
雨漏りに気づいたときにはかなり被害が進行している可能性が高く、壁の材質が大量の水を含んでいる状態です。
時間が経つとともに水を含んだ箇所が腐食し、壁紙にシミができることもあります。
外壁にカビや汚れが付きやすくなる
雨どいで正しく排水されなかった雨水は、壁を伝って下に流れることから、住宅の外壁に汚れが付きやすくなります。
外壁の一部分にカビが生えやすくなったり、地面に落ちて跳ね返った雨水が外壁に付着して汚れるなどのトラブルが生じやすいです。
軒先が腐食することがある
雨どいの詰まりから建物を伝って雨水が流れ落ちるようになると、軒先にも悪影響が及びます。
建物側を雨水が伝っていくことで、軒先の裏側が腐って剥がれることがあるのです。
軒先は普段じっくり様子を見る場所でもないので、気づかないうちに腐食が進み、気が付いたときにはすでに状況が悪化しているということも起こり得ます。
外壁や軒先に苔が発生しやすくなる
雨どいの詰まりを放置することで、外壁や軒先に水が伝っていき苔が生えやすくなります。
高いところから流れ落ちてきた水の勢いは強いので、地面に打ち付けたとき泥水が壁や軒下などに飛び跳ねることがあります。
泥が付着すると見た目が悪くなるだけでなく、湿度が高くジメジメした環境になることから苔を繁殖させることにもつながるので、さらに外壁や軒先が汚れていってしまうのです。
汚れがひどくなり広範囲に及ぶと、掃除やお手入れも大変です。
苔は簡単に落とせないことも多いので、掃除にも労力を伴います。
そのまま放置することで苔が広がっていき、掃除をしても外壁や軒先がきれいにならないという事態にも陥りやすいです。
騒音トラブルが発生する
雨どいから適切に雨水の排水ができていないと、水が地面に打ち付けるような大きな音が聞こえるようになります。
大雨が降ったときには、その音の勢いも増すことでしょう。
雨どいから正しく水が排水されているときは、騒音に感じるほどの音が鳴ることはありません。
しかし、雨どいが落ち葉で詰まり、本来の場所ではないところから水に地面に落ちてきていると、騒音とも感じられるほどの音が出ることがあるのです。
その家に住む人だけでなく隣の家の人にも迷惑がかかり、近隣トラブルに発展する場合もあります。
雨どいが破損することがある
雨どいに落ち葉が詰まったまま放置していると、雨どい本体が破損してしまうこともあります。
落ち葉が詰まった状態を長く放置することで、詰まりがどんどん溜まっていきます。
その結果、詰まった落ち葉の重みに耐えられず、雨どいが歪んだり割れるなどして破損することもあるのです。
破損した雨どいはいずれ外れて下に落ちてくることもあるため、事故を防ぐためにも早めに対処しておかなければなりません。
シロアリ被害に遭うリスクが高まる
雨どいが詰まったまま、雨水が壁や屋根などを伝って下に流れてくる状態が長く続くと、住宅がシロアリ被害に遭うリスクが高まります。
住宅の湿度が上がるため、湿った木材を好むシロアリが発生するようになるからです。
実際に、雨漏りや浸水の影響によりシロアリが住み着くということもよくあります。
シロアリが住み着くと木材の部分を食べてしまうので、いずれその家に住めなくなるほどの被害が出る場合があります。
蚊の発生源になる
雨どいで受け止められなかった雨水が地面に流れると、排水しきれなかった雨水が溜まり、敷地内がプールのような状態になることがあります。
そのときに人の目に付かない場所に雨水が溜まっていたとしたら、そこに蚊が産卵してボウフラが沸くようになり、いずれ成虫である蚊となって飛び回ることになるでしょう。
雨どいの落ち葉対策をやることで得られるメリット
なぜ雨どいに落ち葉対策をしておいた方が良いのでしょうか?
以下に、雨どいの落ち葉対策をすることで得られるメリットについて解説します。
落ち葉により雨どいが詰まるのを防げる
雨どいの落ち葉対策をしておくと、落ち葉によって詰まってしまい排水がうまく機能しなくなるという事態を予防できます。
強風や大雨などの悪天候により、何もしていない雨どいには落ち葉やその他様々な物が入り込み、どんどん溜まっていきます。
物が詰まっていることで雨水の流れが滞り、本来の場所とは違うところから雨水が垂れてきたりすることもあるのです。
落ち葉は軽いので、風に飛ばされて雨どいの中に入り込んでしまうことがあり、それを放置していると雨どいが詰まってしまいます。
雨どいの落ち葉対策をしておけば落ち葉が溜まることがなくなるため、雨水の詰まりを防ぐことができるのです。
雨どいの劣化や破損を予防できる
雨どいの落ち葉対策は、雨どいそのものの劣化や破損を予防にも繋がります。
落ち葉が溜まったままの状態が長く続くと、落ち葉の重みにより雨どいが壊れやすくなる上に、濡れた落ち葉は腐食していき、雨どいを劣化させる場合もあるのです。
雨どいの落ち葉を取り除いておくだけで、劣化や破損を防ぐことができます。
落ち葉をきれいにしておくだけでも雨どいの劣化や破損の予防になるため、一度自宅の雨どいの様子を確認しておくと良いでしょう。
雨どいに溜まっている落ち葉は、天候の良い日に様子を見て、掃除などの対策をしておくことが重要です。
雨どいの落ち葉対策法
雨どいの落ち葉を放置することで生じるリスクを見ると、住宅に大きな影響が出ることが分かります。
普段なかなか様子を見られる場所ではありませんが、住宅に被害が出ないよう雨どいの落ち葉対策は始めていきたいです。
以下に雨どいの落ち葉対策をまとめたので、これから雨どいをしっかり管理していこうと考えている人は参考にしてください。
雨どいの掃除をする
雨どいの落ち葉対策としては、最初に雨どいの掃除を行ないましょう。
中に詰まっている落ち葉や泥を掻きだし、雨どいに水が流れていくようにします。
雨どいの掃除をするときは、屋根の上に上がって行なう必要があります。
単純な作業に思えますが、高所での作業となるため、転落する危険性もあることをよく理解しておきましょう。
落ち葉除けグッズを設置する
雨どいが正しく機能するためには、その部分に物が詰まらないようにすべきです。
そこでここでは雨どいに溜まりやすい落ち葉対策についてみていますが、一度雨どいを掃除した後に次のようなグッズを活用すると、落ち葉が溜まって雨どいが機能不全になる状態を防げます。
手軽に取り付けられる便利なグッズばかりなので、ぜひご覧ください。
落ち葉除けネット
落ち葉除けネットは樹脂製で網目が大きく作られているものです。
落ち葉除けネットを取り付けると、落ち葉が雨どいに溜まりにくくなるのがメリットです。
この落ち葉除けネットを雨どいに設置すると、屋根から流されてできた綿埃や、どこかから飛んできた落ち葉が雨どいの中に落ちるのを防ぐことができます。
但し、小さな葉っぱなどは網目をくぐって入り込むので、それがまた少しずつ蓄積されていきます。
落ち葉除けネットを設置しただけではすべての落ち葉を完全に防ぐことはできないので、落ち葉除けネットを設置しても雨どいの掃除は定期的にしなければなりません。
おすすめの落ち葉除けネットをご紹介するので、製品の特徴を確認し、設置するかどうかを検討してみてください。
パナソニック 落ち葉除けネット
樹脂製の落ち葉除けネットで、落ち葉やその他のゴミが雨どいに入り込んで溜まっていくのを防いでくれます。
軒先に丸めた状態で挿入し、あとは針金などで固定するだけで設置完了です。
いくつかの住宅用雨どいにも対応している商品となっています。
落ち葉除けシート
落ち葉除けネットを設置しても、細い枝や葉っぱ、土などは入り込んでしまいます。
その結果、せっかく落ち葉除けネットを設置したのに雨どいが詰まってしまったというケースもあります。
そのようなときに役立つのが、落ち葉除けシートです。
シートの表面には凹凸があり、穴は開いていないという作りになっているのが落ち葉除けシートの特徴です。
シート表面の凹んだ部分を雨水が流れていき、雨どいに入るという仕組みになっています。
穴が開いていないので、埃や土などが入りにくく、雨どいのトラブルも起こりにくいです。
雨どいの詰まり防止材 落ち葉よけシート
耐候性に優れたポリエチレン素材でできており、落ち葉が溜まりにくいのがこちらの落ち葉除けシートです。
ロール状のシートなので、様々な屋根材やといに対応できるのが特徴となっています。
ハサミやカッターナイフで必要な分だけを簡単にカットできるので、施工しやすいのもポイントです。
雨どい本体を交換する
築年数が経過している住宅では、雨どいがすでに傷んでいる場合があります。
そのようなときは、思い切って雨どい本体を交換して新しい物にすることで落ち葉などの詰まりを解消できます。
より取り付けやすく機能的な雨どいも登場しているので、設置してから年数が経過しているようなら雨どいの交換を検討してみてください。
ハウスメーカーや住宅設備会社に相談すると、雨どいの交換についてアドバイスをもらえます。
定期的なメンテナンスチェックを行なう
雨どいの状況を確認し無事対処できたら、その後も定期的にチェックをしてメンテナンスを行なうようにしましょう。
ネットやシートを設置したから大丈夫、雨どいを取り換えたから数年は心配ないと考えるのではなく、定期的に確認をすることが大事です。
特に、大雨が降った後や台風が直撃したときなどは、雨どいがどうなっているか調べておいてください。
定期的なチェックを心がけると、雨どいに異変が起きているときに早く気づくことができます。
状況が悪化する前に対処できるので、工事費にたくさんお金がかかった、家屋にダメージが積もり大掛かりになるような事態を防げます。
雨どいの落ち葉対策は便利屋七福神にお任せください
雨どいの落ち葉対策は、落ち葉除けネットやシートを活用して行なうことができます。
きちんと落ち葉対策をしておくと、雨どいからの雨漏れや外壁の傷みなども防ぐことが可能です。
しかし、いざネットやシートを取り付けようとすると、高い場所での作業となるため危険が伴います。
自分で設置するのに不安がある、高所での作業が怖い・・・といったお悩みを抱えている人は便利屋七福神にご相談ください。
便利屋七福神が実施している、雨どいに関するサービスや料金体系について解説します。
雨どいの修繕サービスで掃除からネットなどの設置まで対応します
便利屋七福神は、住宅の改修・改善というサービスにて、雨どいの修繕にも対応しています。
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雨どい修繕サービスの料金体系
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利用回数や作業にかかる時間によって料金が変わってくるので、以下を参考にしながら詳細については直接お尋ねください。
プラン名 | 料金 |
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便利屋プラン | 8,800円 |
便利屋定期プラン | 7,700円 |
初回限定3時間得々パック | 19,800円 |
【ご紹介】便利屋七福神のサービスプラン
雨どいの落ち葉対策は必須!リスクを知って対策を始めよう
雨どいは、落ち葉をはじめビニール袋や土、埃などが溜まりやすいです。
落ち葉などが溜まったままになると、雨どいから雨水がきちんと排水されず、壁が傷んだり雨漏れに発展することがあります。
住宅が傷むのを防ぐためにも、雨どいの落ち葉対策は取り組んでおくべきです。
落ち葉対策には、ネットやシートの設置がおすすめです。
高いところでの作業となるので、不安を感じる場合は便利屋に相談して落ち葉除けシートなどを設置してもらいましょう。
経験豊富なスタッフが、安全を確保した上で適切にネットやシートを取り付けてくれます。