一人暮らしの防音対策は何ができる?自身で取り付けられる防音対策グッズ12選
「一人暮らしだけど外に音が漏れていないか気になる」
「隣の部屋の物音や電車の音が結構気になる」
「賃貸物件で一人暮らしのときに実践しやすい防音対策が知りたい」
集合住宅に住んでいると、自身が室内で出す物音が周りに聞こえていないか気になるものです。
同時に、周りから聞こえる音に反応してしまうこともあります。
そこで今回は、一人暮らしでも取り掛かれる防音対策について詳しく解説します。
集合住宅の住民がお互い気持ちよく過ごせるよう、部屋の防音を検討してみましょう。
色々な防音対策があるので、自身が取り入れやすいものから試してみてください。
Contents
一人暮らしの防音対策が必要な理由
一人暮らしでアパートなどの集合住宅に住む場合、思っている以上に足音やドアの開閉音、水を流す音などの生活音は響きやすいです。
あまりに大きい音であれば、お隣や上下階の住民にも迷惑がかかることになります。
騒音がきっかけで苦情が来て、近隣住民とのトラブルにも発展する恐れがあるので気を付けたいです。
最近は鉄筋コンクリート造の集合住宅が多いですが、隣の部屋の物音が聞こえてくることがあるため、防音対策はしておいた方が安心です。
自身だけでなく周りの住民も快適に過ごせるよう、防音対策は考えていきましょう。
一人暮らしで音が発生しやすいシーンとは
一人暮らしというと、自分自身が物音を立てない限り静かなのでは?と考えるでしょう。
しかし、実際に生活してみると様々な生活音が発生し、それが騒音になる場合があります。
たとえば、以下のようなシーンが一人暮らしでも音が出やすいケースといえます。
家電を使っているとき
生活音のなかでもよく響き目立つのが、家電を使っている時です。
掃除機をかける音、洗濯機が回っている音、ドライヤーの音などが隣の部屋などに響くことがあります。
一人暮らしで遅い時間に帰宅してからお風呂に入ってドライヤーをかける、その後洗濯機を回すといった生活であれば、どうしても音は響きやすいです。
家電の音はよく聞こえると理解し、使用するタイミングも注意したいところです。
お風呂やトイレを使っているとき
お風呂のシャワー音やトイレの水を流す音が、別の部屋に聞こえていることもあります。
住宅によってつくりが異なりますが、お風呂に窓がついていると音が外に漏れやすいです。
集合住宅では給排水音が響きやすいので、その点もよく理解しておく必要があります。
ペットの鳴き声や足音
一人暮らしでペットを飼っているとき、鳴き声や足音が外に響いてしまうことがあります。
犬が室内を走り回っている音は階下に、猫が壁を引っかく音は隣室に聞こえてしまう確率が高いです。
ペット自身に言い聞かせるのは難しいので、飼い主が防音対策をしなければなりません。
人の声や足音
部屋で通話したり、家族が来て過ごしているようなときは、人の声や足音が隣室や上下階に響くことがあります。
普段気にせず歩いたりドアの開閉をしていると、その音がよく響き、生活騒音になることがあるので気を付けましょう。
生活しているなかでどうしても発生してしまう種類の音ですが、夜の時間帯には特に注意したいです。
楽器を使っているとき
楽器を使う人は、その音が周りの住民に聞こえないようにしないといけません。
ピアノやキーボード、ギターなどの楽器音は、どうしても響きやすいです。
部屋で楽器を使いたいときは、住宅を選ぶ段階でも防音設備が整っている物件に注目すべきです。
自身でできる一人暮らしの防音対策12選
一人暮らしで集合住宅に住んでいると、生活スタイルによって音が周りに響き迷惑となることがあります。
近隣トラブルに発展しないよう、自身でできる防音対策を始めましょう。
一人暮らしであっても取り掛かりやすい防音グッズを順にご紹介します。
防音マット
生活音が周りに響かないよう、防音マットを敷く方法があります。
設置するだけで防音効果が期待できるので、一人暮らしでも手軽に始められるでしょう。
防音マットを敷いておくと、音が響くのを防げるだけでなく、床につく傷や汚れも予防できます。
いろいろな色やデザインの防音マットが登場しているので、好みに合わせて選べるのもポイントです。
防音マットと調べると様々な製品が出てきますが、たとえば以下のようなものがおすすめです。
防音タイルカーペット 静床ライト
床に敷き詰めるだけで足音が響くのを防いでくれるのが、こちらの静床ライトです。
3重バッキング構造を導入しているため、他製品よりも防音効果に優れています。
汚れた部分だけ取り外して洗うことができるので、小さなお子様がいる家庭でも安心です。
種類も全部で11カラー登場しているので、部屋のインテリアに合わせてお好みのカラーを選べます。
また、ダニを寄せ付けない特殊加工が施されているため、衛生面においても心配不要です。
コルクマット
コルクマットも防音効果が期待できるグッズです。
ジョイントさせて必要な分設置できるコルクマットもあるので、一人暮らしの部屋の広さに応じて選ぶことができます。
コルクマットの裏面にはクッション性のあるEVA素材が使用されているため、音や振動を吸収してくれるのです。
コルクマットの上を歩いている分には階下に足音が響きにくいので、近隣住民にも迷惑をかけずに済みます。
床の傷を防ぐこともできるので、賃貸物件に住んでいる場合は助かります。
防音シート
マットタイプの他、防音シートを使う方法もあります。
床ではなく、壁に貼って防音できるグッズです。
防音シートには様々な素材のものがあり、価格や性能も異なります。
一人暮らしの場合は、取り付けが簡単で軽いウレタン製の防音シートが良いでしょう。
すべての部屋の壁全体に防音シートを貼るのは大変・・・というときは、テレビの裏など、音が響く可能性のあるところにピンポイントで設置してみてください。
以下におすすめの防音シートを1つご紹介します。
ワンタッチ防音壁
簡単に設置できてテレビの音や楽器音などが漏れ出るのを防げるのが、こちらのワンタッチ防音壁です。
壁のサイズを測って注文し、届いたら貼り付けるだけで設置が完了します。
高密度の吸音材に加え遮音材も含まれているため、よりしっかりと防音効果を発揮してくれます。
参照: ピアリング ワンタッチ防音壁
家具用のフェルトシート
ベッドや椅子など、家具から出る音を防ぐ方法の1つとして挙げられるのが家具用のフェルトシートを取り付けることです。
床に傷がつくことを防ぐために販売されているフェルトシートを椅子などの脚に取り付けることで、動かしたときに音が出にくくなります。
ホームセンターや通販だけでなく100円ショップでも手に入るので、日々動かすことの多い家具の脚には付けておくと安心です。
古くなって擦り切れてきたら適度に交換すると、よりしっかりと防音対策ができます。
防音カーテン
防音カーテンを取り付けると、部屋の中の話し声や生活音が外に漏れにくくなります。
自室の窓のサイズに合う防音カーテンを付けるだけで防音対策ができるので、一人暮らしでも取り入れやすい方法と言えるでしょう。
シートなどを新たに設置するのは大変そう、できるだけシンプルに生活したいと考える時は、防音カーテンであれば手軽に取り付けられます。
防音遮光カーテン Shizuka
Shizukaという防音遮光カーテンは、遮音率と減音効果に優れており、たとえばピアノの音なら約70%の軽減効果があるとされています。
ペットの毛がつきにくい仕様になっているので、室内で犬や猫を飼っている人にとっても快適に使用できるでしょう。
三層コーティングにより、音が漏れるのを防ぐだけでなく保温効果も期待でき、冬場でも暖かく過ごせます。
全部で13カラーあり、部屋の雰囲気に合わせて自由に選べます。
防音隙間テープ
部屋の中の音は、窓やドアの隙間から漏れ出ることが多いです。
その隙間部分に防音隙間テープを貼っておくことで防音対策に繋がります。
一人暮らしの部屋に窓が複数あるときは、防音隙間テープを取り付けておくだけでも音が漏れにくくなります。
数百円程度で購入できるグッズなので、ぜひ窓やドアの隙間に貼ってみてください。
専用グッズを活用すると、剥がすときも跡がつきにくいです。
吸音パーテーション
一人暮らしで防音対策をする際は、吸音パーテーションというグッズもあります。
在宅ワークでミーティングしている声が、周りに聞こえないか不安な時にも活用できるのが吸音パーテーションです。
吸音パーテーションを設置すると、声の響きや漏れを防ぐことができます。
一人暮らしの部屋の中で仕事をするスペースを確保したいときにも、吸音パーテーションを立てることでオンオフを切り替えられるので快適です。
防音ボックス
テレワークのときに発生する音声などを周りに聞こえないようにするためには、防音ボックスを設置するのもおすすめです。
机の上に専用のボックスを置くだけで良いので、すぐに音の対策をしたいときに取り入れやすいです。
周りに音が漏れにくくなるので、より仕事に集中できるようになります。
今では防音ボックスにもいろいろな製品が登場しており、値段も数千円から数万円と幅が広くなっています。
自宅で仕事をすることの多い一人暮らしの人は、防音ボックスについても検討してみると良いでしょう。
二重窓の設置
よりしっかりと防音対策をしたい場合は、二重窓を設置する方法があります。
二重窓は、音が漏れ出るのを防げるだけでなく、結露の防止や断熱効果も期待できるので防音性が高いです。
線路を走る電車の音が大きい、近くの道路を走る車の音が気になるなど、外の騒音もある程度防ぐこともできます。
賃貸物件に住んでいても、簡易的な二重窓なら取り付けが可能です。
ただし、簡易キットであっても数万円するため、他の防音対策よりも費用がかかるのがデメリットといえます。
防音ボードの取り付け
防音対策グッズには、防音ボードと呼ばれるアイテムもあります。
防音ボードを取り付けると、部屋の中の音だけでなく外からの音も聞こえにくくしてくれるので防音性に優れています。
自身で簡単に取り外しができるものなので、賃貸物件であっても実践しやすいです。
防音ボードは、二重窓と同じく費用がかさむ点には注意してください。
オーダーメイドになるものが多いので、数万円程度の費用が発生します。
防音スリッパの使用
部屋の中の足音が上下階に響くことがあります。
そんな時は、防音スリッパを履いて部屋で過ごす方法もあります。
底が柔らかいスリッパを選ぶと足音が響きにくく、防音に最適です。
防音スリッパと呼ばれる製品もあるため、すぐにできる方法で防音対策をしたいときは試してみてください。
テレビの裏に吸音パネルを貼る
音が出やすいテレビなどの家電の裏に吸音パネルを貼って、音漏れを防ぐ方法もあります。
部屋の外に音が漏れ出るのを防ぐだけでなく、壁を跳ね返ってくる音も集めてくれるので室内の音の響き具合も調整してくれるのが特徴です。
吸音パネルは1枚あたり2,000円程度で利用でき、音が気になるときは二重にして使うこともできます。
自身で防音対策をする際の注意点
一人暮らしの人で部屋の防音対策をする際は、部屋の状況に応じて最適な防音グッズを選ぶ必要があります。
このとき、いくつかの注意点もあるので確認しておきましょう。
注意点も理解した上で、適切に防音対策を行なってください。
DIYが必要な場合は事前に管理会社に確認する
賃貸物件の防音対策でDIYが必要な場合は、必ず事前に管理会社に連絡をしましょう。
物件によってはDIYが禁止のところもあるので、後にトラブルになるのを防ぐためにも確認は必要です。
大家さんにも尋ねておくと、契約内容に違反することなく防音対策ができるでしょう。
壁に穴を開けない方法で防音対策を行なう
賃貸物件では、極力部屋を傷つけないようにするのも大事なことです。
防音対策のために壁に穴を開けたり釘を刺したりすると、後に退去する際の費用が高くなります。
高い費用を請求されると慌ててしまうので、部屋を傷つけずにできる防音対策を選ぶようにしましょう。
剥がせるテープ類の製品を選ぶ
隙間テープなどテープで留める防音グッズがありますが、剥がせるタイプの製品を選ぶことも意識してください。
数年貼ったままにしておくと、いざ剥がそうとしたときにうまく剥がれず、跡が残ることがあります。
テープの跡が残っていることでクロスの張り替えなどが必要になるケースがあるので、賃貸物件では気を付けましょう。
便利屋でも部屋の防音対策をお手伝いできます
一人暮らしの部屋の防音対策をしたいけれど自分一人では難しそう・・・とお悩みのときは、便利屋が活用できます。
部屋の中の音が外に漏れないよう、また外からの騒音を防ぐ方法として、便利屋は防音マットの貼り付けをサポートします。
事前に防音マットを用意してもらう形にはなりますが、人手があるため短時間で設置できるでしょう。
防音シートを貼る作業内容の費用は、時間や利用頻度によって異なるので以下をご覧ください。
プラン名 | 料金 |
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便利屋プラン | 8,800円 |
便利屋定期プラン | 7,700円 |
初回限定3時間得々パック | 19,800円 |
【ご紹介】便利屋七福神のサービスプラン
一人暮らしでもできる防音対策はたくさんある!困ったときは便利屋に手伝ってもらおう
一人暮らしであっても手軽に始められる防音対策について、色々な方法をご紹介しました。
部屋の状況や予算、音の発生源などから、どの防音対策が適しているかは違ってきます。
防音マットを敷いて音が漏れるのを防ぎたいとお考えの場合は、便利屋がお手伝いできるのでご相談ください。
部屋全体に敷くのは大変だから無理かも・・・とあきらめる前に便利屋に相談することで無事に解決できます。
防音対策をしっかり行なって、一人ひとりが気持ちよく過ごせるようにしましょう。