冷蔵庫にカビが生えた!なぜ冷たい庫内にカビが生えるの?カビの原因と掃除方法を解説
毎日使用する冷蔵庫には、ご家庭によって様々な食品が入っていることでしょう。
冷蔵庫を衛生面に気を付けながら使うためには、臭いの抑制や整理の仕方、食品の状況をこまめにチェックするなどの工夫が必要です。
さらに気を付けたいことが、冷蔵庫の中に生えるカビです。
冷蔵庫にカビって生えるの?と思ってしまいますが、気づかないうちにすでにカビが生えている可能性があります。
冷蔵庫に生えるカビの原因を知って正しく掃除をしましょう。
Contents
冷蔵庫にカビが生える原因とは?
冷蔵庫には、なぜカビが生えるのでしょうか?
カビが発生する条件を踏まえて、冷蔵庫で発生しやすい原因を確認していきましょう。
カビは3つの条件が揃うと発生する
カビ菌は、様々な環境のなかで空気中に潜んでいます。
そのなかである3つの条件が整うと、カビとなって発生しやすくなるのです。
3つの条件とは、以下になります。
- 温度が25℃~30℃
- 湿度が60%以上
- 埃や汚れが溜まっている
梅雨の季節や夏場、雨が降って湿度が高いときにカビはどんどん発生してしまいます。
埃や汚れがあることでさらなるカビの発生を招いてしまうので、注意が必要です。
冷蔵庫はカビが生えやすい環境が整っている
カビが生えやすくなる3つの条件を見てきましたが、冷蔵庫は温度が低いし大丈夫では?と思うことでしょう。
実は冷蔵庫もカビが生えやすい空間であるため注意が必要です。
冷蔵庫でもカビが生えやすいのは、次のようなカビの特徴が挙げられるからです。
- カビは低温でも緩やかに活動している
- ドアの開閉により、冷蔵庫内の温度や湿度が上がる
- 食材に生えたカビが繁殖する
- 食品の汁やかけらなどがカビの栄養分となってしまう
もう少し詳しく、冷蔵庫でカビが生えやすい原因について見ていきます。
カビは低温でも緩やかに活動している
高温多湿のときに発生するというイメージが強いカビですが、低温の状態でも緩やかに活動しています。
カビ菌は0℃からでも活動が可能であり、完全にカビ菌がなくなるわけではないのです。
冷蔵庫内の温度を考えると、カビが生息できる環境であることがわかります。
高温多湿のときに比べて活動力は緩くなるものの、冷蔵庫のように冷えた空間でもカビは生きることができるのです。
ドアの開閉により、冷蔵庫内の温度や湿度が上がる
冷蔵庫は、食事を作るときだけでなく飲み物を取り出すときなど開閉される機会が多いです。
ドアの開閉により外気が入り、冷蔵庫内の温度は上がってしまいます。
梅雨の季節や夏は、外気が冷蔵庫内に入り込む際湿度も一緒に入ってしまうため、カビが発生しやすくなります。
冷蔵庫のドアの開閉によってもカビは発生しやすくなると覚えておきましょう。
食材に生えたカビが繁殖する
冷蔵庫内にカビが生えた食材があると、さらにカビ菌が広がってしまうので注意が必要です。
賞味期限切れの食材が冷蔵庫の奥に眠っていた、野菜や果物に土がついたままだったというとき、カビ菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。
野菜や果物についている土にはカビ菌がついていることが多く、そのまま冷蔵庫に保存することでカビを増殖させることになるのです。
食材に生えたカビによって冷蔵庫内でカビが繁殖することがあるので、食材ごとの状況をこまめに確認して正しく保存するようにしましょう。
食品の汁やかけらなどがカビの栄養分となってしまう
カビは、食品の汁やかけらなどから発生するため、冷蔵庫内の状態をチェックしてみましょう。
つゆがこぼれたままになっていた、おかずがこぼしてそのままになっていた、といった冷蔵庫内では、カビが食品の汁やかけらをエサとして吸収し、活発に繁殖してしまいます。
汁やつゆがこぼれたり何か落ちていることに気が付いたら、すぐに拭き取ることが大切です。
パッキンの不具合
パッキンの不具合により、冷蔵庫にカビが生えることがあります。
パッキンは冷蔵庫のドア部分に取り付けられている部品ですが、長く使っているうちに劣化して気密性が下がることがあるのです。
気密性が下がれば外部からカビが入りやすくなり、冷蔵庫内にカビ菌が定着するという仕組みです。
冷蔵庫にカビが生えたときは、パッキンの状態を確認することも大事です。
冷蔵庫でカビが発生しやすい場所とは?
冷蔵庫のカビは、発生する場所に特徴があります。
どのような場所にカビが生えやすいのかを知ることで、掃除方法や日々の予防にもつながるため確認しておきましょう。
冷蔵庫内では、以下のような場所においてカビが発生しやすいです。
冷蔵庫内の場所 | カビは発生しやすい理由 |
---|---|
ドアパッキン | ドアの開閉により外気の影響を受けやすいから |
ドアポケット | ドアの開閉により外気の影響を受けやすく、埃も入りやすいから |
野菜室 | 野菜についた土や野菜くずがカビのエサになることがあるから |
製氷機の給水タンク | 水気がある環境であるから |
冷蔵庫の掃除を始める前にしておくべき準備
冷蔵庫の掃除は、カビが増殖する前にできるだけ早く済ませておきたいです。
その一方で、中にいろいろなものが入っているので面倒、何から始めれば良いかわからないと悩んでしまうこともあります。
専用グッズを使って掃除を始める前に、以下の点について準備をしておきましょう。
冷蔵庫の電源を切る
最初に、冷蔵庫の電源を切ります。
ドアを開けっぱなしにすることで消費する電力を防げると同時に、冷気で汚れが落ちにくくなることを防ぐことができます。
冷蔵庫の中身を移動させること前提で、掃除を始める前には電源を切りましょう。
食材はクーラーボックスに移動させる
冷蔵庫の電源を切る際に、、冷蔵庫に入れておく必要のある食材は大きめのクーラーボックスを用意して管理するようにしましょう。
クーラーボックスがない場合は、エコバッグに保冷剤を入れるなどするとしばらくの間冷えた空間を保つことができます。
冷蔵庫の中身が多くて移動しきれないというときは、場所を分けて掃除していくのも良いでしょう。
掃除の順番を考えながら食材を使う、賞味期限切れのものは処分するなどして整理していくと掃除がしやすくなります。
換気を忘れずに
冷蔵庫の掃除では、アルコール除菌スプレーや塩素系漂白剤などの専用グッズを使ってカビ退治をしていきます。
洗剤の種類によっては使い方に注意が必要であるため、事前に窓を開けて換気を行ないましょう。
洗剤のパッケージを見て、換気の必要があるか調べておくとより安心です。
冷蔵庫のカビを撃退するための掃除方法
冷蔵庫の中のカビは、自宅にあるもので撃退することができます。
手軽にできる掃除方法となっているため、カビが気になるときだけでなく、普段からこまめに掃除するのがおすすめです。
アルコール除菌スプレーを使う
アルコール除菌スプレーを使って、冷蔵庫のカビを掃除する方法があります。
次のものを用意して、さっそく掃除を始めてみましょう。
用意するもの
- アルコール除菌スプレー
- キッチンペーパー、雑巾など
- 綿棒
やり方
- 冷蔵庫の中身を取り出す
- 庫内を拭く・・・アルコール除菌スプレーを庫内に吹き付けて、キッチンペーパーや雑巾で拭き取っていきます。
- パッキンに詰まっているゴミを取り除く・・・冷蔵庫のドア部分にあるパッキン部分
- パッキンにアルコール除菌スプレーをする・・・スプレーをした後、同じくキッチンペーパーなどで拭き取る。
塩素系漂白剤を使う
冷蔵庫のカビは、アルコール除菌スプレーだけでなく塩素系漂白剤を使って撃退することもできます。
用意するもの
- 塩素系漂白剤
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
やり方
- 塩素系漂白剤を薄める・・・塩素系漂白剤に対して、5倍くらいの水で薄めておく。
- キッチンペーパーで塗る・・・キッチンペーパーに薄めた漂白剤を浸して、カビの箇所に貼り付ける。
- 30分ほど放置してから水拭きする・・・新しいキッチンペーパーを使って、漂白剤をしっかり拭いていきます。
重曹水を使う
塩素系漂白剤は少し強そうだから、より安全に使えるもので冷蔵庫を掃除したい、そのようなときは重曹水を使うと良いです。
粒子の細かい重曹は汚れを落としやすく、冷蔵庫内を傷めにくいです。
以下の方法で重曹水を用意して、冷蔵庫内の掃除をしてみましょう。
用意するもの
- 重曹
- 綿棒
- 古タオル
- エタノール
やり方
- 水またはぬるま湯100mlに対して重曹小さじ1を混ぜて溶かす
- 古タオルなどに重曹水をつけて庫内を拭き取る
- 細かな場所の汚れは、重曹水を綿棒につけて拭き取っていく
- 仕上げにエタノールを庫内に吹き付けておく(除菌とカビ予防のため)
セスキ炭酸ソーダを使う
重曹と同じく、人に優しくマイルドな仕様となっているセスキ炭酸ソーダも冷蔵庫の掃除に活用できます。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性となっているので、キッチン回りの油汚れを落としてくれる優れものです。
冷蔵庫内を掃除する際は、セスキ炭酸ソーダのスプレータイプを使用すると効率よく進めることができます。
汚れが気になる箇所に直接スプレーを吹き付け、キッチンペーパーで拭き取っていきましょう。
冷蔵庫の棚板は取り外して洗うのがおすすめ
アルコール除菌スプレーなどできれいに拭き取る方法もありますが、棚板に関しては取り外して中性洗剤で洗うのこともおすすめです。
汚れを水で洗い流すことができ、タオルなどで水気をしっかり拭き取れば元の位置に戻すだけで良いので手軽です。
仕上げにアルコール除菌スプレーを使って除菌することもできるため、よりしっかりとカビの原因を撃退することができます。
製氷機の中を掃除しよう
冷蔵庫内のカビを撃退するための掃除方法を2つご紹介しましたが、製氷機の部分も忘れてはなりません。
水道水を使って氷を作ることが多いため、製氷機のタンク部分にはカビが発生しやすいです。
掃除するときにアルコール除菌スプレーなどは必要なく、部品を外してきれいに水洗いする程度で大丈夫です。
直接口にするものでもあるため、製氷機のチェックもしっかり行なっておきましょう。
冷蔵庫のカビを防ぐ方法とは
冷蔵庫のカビは、道具を使って掃除をすることで撃退できます。
掃除できれいになった冷蔵庫内に新たなカビを発生させないよう、日ごろからカビを発生させない方法も実践していきましょう。
汚れをこまめに拭き取る
食品のかけらや汁などが冷蔵庫に残っていることで、カビ菌は増殖していきます。
そこで、汚れを見つけたら、こまめに拭き取るようにしましょう。
掃除しやすいよう、冷蔵庫内を整理整頓しておくこともポイントです。
キッチンにアルコール除菌スプレーを置いておくと、汚れに気が付いたときにキッチンペーパーを使ってすぐに拭き取ることができます。
ドアの開けっ放しには要注意
ドアの開閉によって庫内の温度が上がり、カビが発生しやすくなると説明しました。
ここから、冷蔵庫のカビを防ぐため、ドアの開けっ放しには注意しましょう。
何が必要か事前に考えてから開けるようにするだけで、ドアの開けっ放しや開閉の回数を減らすことができます。
食材の整理も日ごろから行なう
冷蔵庫の中で、どこに何が入っているのか整理できていないと、いつの間にか食品にカビが生える原因となります。
冷蔵庫内は以下の内容を意識しましょう。
- 食材ごとに置く場所を決める
- 賞味期限に気を付けなければならないものは手前に置いておく
- ゴミの日の前に不要なものがないか確認する
日ごろから冷蔵庫内を整理しておくと、見た目もすっきりしてわかりやすくなり、ドアの開けっ放し予防にもつながります。
食品の保存方法に気を付ける
冷蔵庫内のカビを予防するため、食品の保存方法を意識してみましょう。
野菜は結露しないよう、ポリ袋ではなく新聞紙に包んで保存する、開封した食品を長い期間入れたままにしないなどの工夫を行なうことでカビの予防が可能です。
食品が傷む前に消費でき、無駄のない生活を送れるようにもなります。
製氷機は1週間に1度きれいにしよう
水を使うことからカビが発生しやすい製氷機は、できれば1週間に1度きれいに掃除しておくことがおすすめです。
給水タンクや製氷皿、フィルターなどのパーツを取り外して、柔らかいスポンジで水洗いしていきます。
気になる汚れがあるときは、洗剤を使ってこすり、きれいに洗い流しましょう。
冷蔵庫のカビは便利屋に依頼して掃除してもらうことができる!
冷蔵庫のカビが気になるけれど掃除をする時間がない、掃除の仕方が分からない、掃除したけれどまたカビが生えてしまった・・・など、カビでお困りのときはプロに相談することで解決できます。
冷蔵庫のカビ掃除は、便利屋に任せればきれいに仕上げてくれます。
便利屋ではどのようなサービスを提供しているのか、確認しておきましょう。
ハウスクリーニング
ハウスクリーニングのサービスを提供している便利屋に依頼すると、家の中の気になる箇所を徹底的にきれいにしてくれます。
一度だけでなく定期的にハウスクリーニングをお願いすることもでき、いつも気持ちの良い冷蔵庫を使用できます。
ハウスクリーニングには、次のようなサービス内容が含まれるので確認しておきましょう。
- フロアクリーニング
- キッチンコンロクリーニング
- シンク、水回りクリーニング
- レンジフードクリーニング
- 窓、網戸クリーニング
- バスタブ、浴室クリーニング
- トイレクリーニング
- 洗面台クリーニング
家事代行
便利屋に相談すると、ハウスクリーニングだけでなく家事代行サービスで冷蔵庫の掃除をしてもらうこともできます。
育児や仕事に追われて家事全般をする時間がない、掃除が苦手で困っているなど、様々な状況に対応し、家事代行を引き受けてくれるのです。
家事代行サービスのなかには、このような内容が含まれています。
- 部屋掃除
- 水回り掃除
- キッチン掃除
- 片付け
- 洗濯
- 買い物代行
- ベビー、キッズシッター
- ペットシッター
冷蔵庫の掃除だけでなく、困ったときにいつでも家事を頼めるのが便利屋です。
無理なく快適に生活できるよう身の回りを整えてもらえるので、気持ちよく過ごせるようになります。
冷蔵庫のカビは原因を知って掃除を始めよう!頑固な汚れは便利屋にご相談を
冷蔵庫のカビは、日常生活の何気ない動作や気候、庫内の環境などが影響して発生することがあります。
自宅の冷蔵庫にカビが生えているとわかったときは、原因が何なのかといった点をまず探ってみましょう。
原因を押さえたうえで掃除や予防法を実践すると、衛生的な冷蔵庫をキープすることが可能です。
掃除や予防法を実践したけれどまたカビが生えてしまった、冷蔵庫の掃除をする時間がないというときは、便利屋にご相談いただければ対応いたします。
掃除のプロが冷蔵庫内のカビを取り除き、ピカピカな状態に仕上げます。
便利屋では冷蔵庫の掃除以外に、キッチンやお風呂、トイレなどのハウスクリーニング、家事代行といったサービスも提供しているため、お困りの際はぜひご依頼ください。