ゴキブリを駆除する方法を知りたい!習性や侵入経路を理解して家の中から追い出そう
※こちらのページではゴキブリの写真は使用しておりませんので安心してお読みいただけます。
「家の中に出たゴキブリを駆除したい」
「潜んでいるゴキブリを徹定的に退治したい」
「ゴキブリってなんで家の中に入ってくるの?」
ゴキブリを発見すると、こんな気持ちになる人が多いでしょう。
家の中でゴキブリが歩いているのを見ると、何とかして駆除したいと思うはずです。
そこで今回は、ゴキブリを駆除する方法について詳しく解説します。
習性や侵入経路、予防法などもご紹介するので、ゴキブリのいない空間を目指して対策を取ってみてください。
Contents
ゴキブリの習性
家の中のゴキブリは1匹いると30匹はいる、なんて言われる影響で、退治しても気分がすっきりしないことがあるでしょう。
ゴキブリを家の中に侵入させないためには、習性や生態、種類についての知識を得ておくことが大切です。
ゴキブリは夜行性で暖かいところを好む
ゴキブリは夜行性の生き物です。
そして、私たち人間と同じような生活空間に生息する生き物でもあるため、身近で見ることが多い虫です。
家の中にいるゴキブリは、天敵である人間が寝静まった頃に餌や水分を取るための活動を始めます。
天井裏や床下、植木鉢の下などの暖かくて湿度の高い場所を好む傾向にあり、気温が18℃以上になると活動し始めます。
季節でいうと春がゴキブリの活動時期といえます。
産卵時期は暖かい時期
気温が25℃くらいになるとゴキブリは卵を産み始めるので、暖かくなればなるほど活発に活動し始めます。
暖かくなってきて産み付けられた卵からは幼虫が生まれ、夏場に大きく成長し冬が来るまでに死んでいきます。
なかには一部生き残り、翌年産卵するゴキブリもいるため、寒くなってきたら安心とも言い切れません。
日常生活で見かけることの多いゴキブリの種類
ゴキブリは、出てきたときにじっくり見る機会もなく少しでも早く退治しないとと思ってしまいます。
しかし、ゴキブリにも実は種類があり、比較的暖かい地域を中心におよそ40種類が生息していると言われているのです。
数億年前から生き続けている生き物でもあるため、その生命力は強力です。
日本で一般的に目にすることの多いゴキブリには、以下の種類があります。
個体名 | 特徴 |
---|---|
チャバネゴキブリ | 体長は11~15㎜ほど。日本全国に生息し、ビルや飲食店などに多く見られる。一度に産む卵の数は30~40個、成虫の寿命は4~5ヵ月ほど。 |
クロゴキブリ | 体長は30~40㎜ほど。日本全国に分布し、一般家庭でよく見られる。一度に産む卵の数は22~28個、成虫は半年ほど生きる。 |
ヤマトゴキブリ | 日本の在来種で、北海道や本州に生息する。屋内だけでなく屋外でも見られ、一度に12個くらい卵を産む。 |
ワモンゴキブリ | 屋内に潜むゴキブリのなかでは最も大きい。沖縄など温暖な地域に生息していたが、今では全国に分布を広げている。一度に6~18個の卵を産む。 |
ゴキブリが家の中に入ってくる際に考えられる侵入経路
暖かい場所を好むゴキブリですが、どのようにして家の中に入ってくるのでしょうか?
ここでは、ゴキブリの侵入経路について考えていきます。
ベランダや窓などから家の中に入ってくる
ゴキブリは、わずか数ミリの隙間があれば屋内に侵入することができます。
夜行性なので、夜に動き出して家の中に入ってくることが多いです。
ゴキブリが侵入してくるポイントは、以下が挙げられます。
- ベランダ
- 通風口
- 窓
- 排水管
- 換気扇
- エアコン
- アパートの郵便受け
- トイレ
- ブレーカー周りの隙間
- 観葉植物
なかでも多いのが、水回りからの侵入です。
排水管や排水溝、シンクなどから侵入してくる恐れもあります。
卵が孵化して家の中で増える
ゴキブリは、暖かくて湿気のある場所で産卵します。
卵から生まれた幼虫は、チャバネゴキブリであれば1、2ヵ月で成虫になってしまいます。
他の種類を見ても、半年もせずに成虫になることから、ゴキブリは繁殖力が高く増えやすい生き物なのです。
寒い冬でも暖房器具を使う建物が増え、ゴキブリにとっても快適な場所があることからより活発に活動するようになります。
一度に産む卵の量が多いため、短い期間でゴキブリがどんどん増えていくことになるのです。
植木鉢やプランターの下で増える
庭先やベランダなどに植木鉢やプランターを置いている場合は、その下でゴキブリが増える可能性があることを覚えておきましょう。
ゴキブリは暗くて湿気の多い場所を好んで集まるため、植木鉢の下で繁殖する恐れがあります。
植木鉢の下で生まれた幼虫が大人になり、そのまま窓や通風口などのわずかな隙間から家の中に入ってきます。
家のすぐ外に、すでにゴキブリは潜んでいるかもしれません。
鉢植えやプランターを置いている家庭では、こまめに場所を替えたり数を減らすなどの対策をしておくと、ゴキブリの住処を作らずに済むでしょう。
段ボールに住み着いている
段ボールも、ゴキブリにとっては居心地の良い住処となります。
※ゴキブリは狭くてわずかな隙間を好んで生息しているため、段ボールは最適な場所なのです。
段ボールは紙なので水分を吸い取りやすく、適度な湿度を保つことができるのです。
そのうえ保温性もある段ボールは、ゴキブリにとって最適な環境になります。
ゴキブリにとって段ボールはエサにもなるので、段ボールがあるとゴキブリが繁殖しやすくなるのです。
産卵場所としても環境が整っていることから、知らないうちに段ボールの中でゴキブリが増えていることがあります。
段ボールの中でゴキブリが増えていることを知らずに家の中に持ち込んでしまう、家の中にずっと放置している段ボールがあるというときは、早めにチェックして段ボールを片付けておきましょう。
【状況別】ゴキブリの駆除方法
ゴキブリを家の中で発見すると、1匹たりとも逃がさずに駆除したいと思うものです。
しかし、いつどのような瞬間にゴキブリが現れるかはわかりません。
そこで状況別に、目の前にゴキブリが現れたときや自宅に潜んでいるゴキブリを駆除する方法について見ていきます。
自宅の状況を確認して、適した方法で家の中にいるゴキブリを退治しましょう。
目の前にいるゴキブリを駆除する方法
目の前にゴキブリが出てきたときは、以下の方法で確実に駆除するようにしましょう。
スリッパで叩いて潰すのをよく聞いたり見たりしますが、この方法はおすすめできません。
ゴキブリは様々な雑菌を持っているので、叩き潰すことで家の中に雑菌がばら撒かれてしまうことになるためです。
ゴキブリ用の殺虫剤を吹き付ける
ゴキブリ駆除の定番ともいえるのが、殺虫剤を吹き付ける方法です。
ホームセンターやドラッグストアに行くと、ゴキブリを駆除できる殺虫剤が種類豊富に並んでいます。
ゴキブリ用と書いてある殺虫剤を用意して、出てきたゴキブリを駆除していきましょう。
殺虫剤をかけるときは、ゴキブリの背中ではなく、逃げ道の先あたりを狙って吹き付けるようにしてください。
背中に直接吹き付けると、ゴキブリは驚いて逃げてしまいます。
確実に駆除するためにも、ゴキブリの行く先にスプレーをして逃げられないようにしましょう。
冷却スプレータイプの駆除剤で凍らせる
ゴキブリ専用の殺虫剤の他、冷却スプレータイプの駆除剤も活用できます。
瞬時に冷却スプレーを噴射し、ゴキブリの動きを止めることができるアイテムです。
天然成分を使用しているものもあり、使用後べたつかないことから快適にゴキブリを駆除できます。
冷却スプレーによって凍ったゴキブリは、袋に入れて処分するなどして片付けましょう。
すばしっこいゴキブリの動きを封じ込めたいときに活躍する駆除剤です。
熱湯を掛ける
近くに殺虫剤がない、薬剤をあまり使用したくない場所にゴキブリが出たというときは、熱湯をかけて駆除する方法があります。
熱湯でゴキブリを駆除するときは、60℃以上の熱湯をコップ一杯以上ゴキブリの真上からかけるようにしましょう。
熱湯をかけて駆除する方法は、ゴキブリがシンクや床にいるときに実践できます。
壁や天井にいるゴキブリには困難で、人間がやけどするリスクがあるので気を付けましょう。
熱湯でフローリングを傷めてしまう場合もあるので、ゴキブリが出た場所をよく確認した上で試せる方法か判断してみてください。
殺虫剤の代わりに食器用洗剤でも駆除が可能
ゴキブリが出てきたけれど近くに殺虫剤がないときは、食器用洗剤で代用することができます。
ゴキブリはキッチンで出ることが多いので、食器用洗剤ならどの家庭でもすぐに用意できるでしょう。
方法としては、食器用洗剤を直接ゴキブリにかけて駆除してください。
食器用洗剤に含まれている界面活性剤が、ゴキブリのお腹にある気門(呼吸する場所)を塞いで窒息死させることができます。
食器用洗剤使用時の注意点
食器用洗剤での駆除は手軽に試せる方法ではありますが、注意点もあるので確認しておきましょう。
界面活性剤の浸透圧が強すぎることから、ゴキブリの体内にある雑菌が溶け出てしまうことがあるのです。
食器用洗剤でゴキブリを窒息死させることができたら、そのまま速やかに死骸を片付けましょう。
死骸があった場所をエタノールや洗剤でしっかり拭き取っておくことも忘れないようにしてください。
見失ったときは近くの隙間に殺虫剤をスプレーする
ゴキブリを見つけてスプレーしようとしたものの見失ってしまった、どこかの隙間に入り込んでしまったというケースもよくあるでしょう。
そのようなときは、見失った場所から近くの隙間に向かって殺虫剤を吹き付けてみてください。
慌てたゴキブリは、暗い隙間に身を潜めていることが多いです。
エアゾールタイプの殺虫剤がないときは、物を動かすなどして隙間部分を刺激してみましょう。
驚いたゴキブリが出てくるかもしれません。
卵や死骸を見つけたらすぐに処分する
殺虫剤などで駆除したゴキブリは、すぐに死骸を処分しましょう。
ゴキブリには仲間の死骸を食べる習性があるので、きちんと処分しておかないと新たにゴキブリを招くことになります。
より確実に駆除するためには、トイレに流したりビニール袋に入れて密閉させてから廃棄すると良いです。
ゴキブリの卵と思われるものを発見したときも、同じ方法ですぐに処分しておきましょう。
卵は熱湯を掛けたり潰すなどして廃棄することで、幼虫が孵化せずに済みます。
生育スピードが早いゴキブリは、すぐに成虫になってまた卵を産み始めてしまうため、卵を見つけたらすぐに駆除しましょう。
自宅に潜んでいるゴキブリを徹底的に駆除する方法
以前にゴキブリを見たことがあるのでどこかに潜んでいるかもしれない、家の中からゴキブリを徹底的に駆除したいという場合は、次に紹介する方法を実践してみてください。
毒エサをセットしておく
できるだけ姿を見ずに家の中に隠れているゴキブリを駆除してしまいたい場合は、毒エサをセットしておく方法があります。
ゴキブリが侵入しやすい場所や出やすい場所などに毒エサを置いておくと、ゴキブリはそのエサを持ち帰って死んでいくので、死骸を目にしたり片付ける必要がありません。
巣に毒エサを持ち帰ることで、他のゴキブリも一緒に駆除できることが大きなメリットです。
毒エサでゴキブリを駆除するタイプの商品は、主に3種類の成分があります。
有効成分 | 効果 |
---|---|
フィプロニル | 設置してから1日前後で効果が期待できる |
ヒドラメチルノン | 3日前後で効果が現れる |
ホウ酸 | 数日から数週間程度で効果が現れる |
捕獲罠を設置する
小さなお子様やペットがいる家庭では、毒エサタイプで駆除する方法はおすすめできません。
お子様やペットがうっかり毒エサを口にしてしまっては大変なので、安心してゴキブリを駆除する方法を試すようにしましょう。
その際におすすめなのが、捕獲罠の設置です。
薬剤を使わず、誘引剤でゴキブリをおびき寄せて粘着シートで捕まえるというものです。
家具の隙間などに捕獲罠を置いておくと、誤飲による被害を防げるでしょう。
家じゅうに潜むゴキブリを一斉に駆除するなら燻煙剤を使う
家の中のどこにゴキブリが潜んでいるかわからない、一度徹底的に駆除したいと考えているときは燻煙剤を使ってみましょう。
室内に殺虫成分を充満させ、隠れているゴキブリを一斉に駆除するという方法です。
部屋の中全体に成分を行き渡らせることができるので、効率よく隅に隠れているゴキブリまでを退治できます。
燻煙剤を使ってより完全にゴキブリを駆除するためには、2、3週間後に再度使用するのがポイントです。
ゴキブリの卵には燻煙剤が効かないので、卵から幼虫が孵化した頃にもう一度行なうことで、よりゴキブリの数を減らすことができます。
燻煙剤を使うときは、次の点に注意して慎重に作業してください。
- 集合住宅で使用する場合は近隣の住人や大家・管理会社に事前に連絡をする
- 火災報知器があれば反応しないようにカバーをかけておく
- 燻煙剤を使用するときは屋外に出る
- 玄関のドアに「燻煙剤使用中」と書いて貼っておく
- 窓や換気口などを閉めて、各部屋の扉は開けておく
- 棚の扉も開けておく
- 精密機器にはあらかじめカバーをかけておく
- ペットや水槽、観葉植物は外に出す
- 布団はベランダなどに干しておく
- 蒸散後に入室する際には薬剤を吸い込まないようにタオルなどで口や鼻を押さえて入る
- 燻煙剤を使った後は1時間程度の換気を行なう
- 小さな虫の死骸を取り除くために掃除機をかける
- 食器などに直接薬剤がかかった場合は水洗いしてから使用する
特に集合住宅で使用する際には周囲に無断で燻煙剤を使用するとトラブルになります。
近隣住民や大家さん、管理会社に連絡せず燻煙剤を使用して火災報知器が鳴ってしまい、火事だと誤解されて通報されたという事例も実際に起きています。
部屋から煙が出てくると周りの人は火事だと慌ててしまうので、事前に燻煙剤を使いたいということを周囲には伝えておきましょう。
近隣住民の混乱を招かないよう、あらかじめ周囲に一言相談するのを忘れないでください。
ゴキブリが家の中へ入ってくるのを防ぐ方法
ゴキブリの侵入経路や駆除方法を確認したあとに、侵入経路を塞いでゴキブリを家の中に入れないようにすることも大事です。
無事にゴキブリの駆除ができたら、以下に記載する方法でゴキブリが入ってくるのを防いでみてください。
侵入経路と思われるところを塞ぐ
ゴキブリを家の中に入れないためには、侵入経路と思われるところを徹底的に塞いでおきましょう。
考えられる侵入経路ごとに、どのような対策をすれば良いかまとめてみました。
侵入経路 | 対策方法 |
---|---|
窓やベランダ、網戸 | 網戸とサッシの間に隙間テープを貼る、植物を置いている場所をこまめに掃除する |
玄関 | 隙間があるときはテープでふさぐ、忌避剤を撒いておく |
排水口 | 排水口の周りにある隙間を埋める、定期的にパイプクリーナーで排水口の掃除をする |
換気扇 | 虫よけフィルターを取り付ける |
エアコン | 配管と壁に隙間があるときは埋める、ドレンホースの先端を塞ぐ |
エサとなるものや隠れ場所をなくす
ゴキブリを家の中に侵入させないため、また数を増やさないためにはエサとなるものや隠れ場所をなくすことも重要です。
食べこぼしや埃などはゴキブリのエサとなるので、こまめに掃除をして清潔な空間を維持しましょう。
生ゴミやゴミ箱には蓋をするなどして、ゴキブリが近づかないようにします。
さらにゴミ箱周辺にハッカ油をスプレーしておくと、ゴキブリは嫌がって近づかなくなるでしょう。
その他、シンクや洗面所に水気を残さないようにしたり、段ボールを定期的に整理して片づけおくことも心掛けてください。
ゴキブリのエサや住処となるものを極力置かないようにすることで、ゴキブリが寄り付かない環境を作ります。
便利屋七福神はゴキブリなどの害虫駆除に駆け付けます
ゴキブリは、いろいろな方法を試してみても完璧に駆除できたかわからないと悩んでしまうことがあります。
また、虫が苦手な人にとっては、ゴキブリを駆除するのは大変な作業です。
そんな時に便利屋七福神は、ゴキブリなどの害虫でお困りのお宅に伺い、駆除を行なっています。
ゴキブリ以外にも、スズメバチやムカデ、コバエなどの害虫駆除にも対応しています。
プロの技により、家の中にいるゴキブリを確実に駆除してもらえるのが魅力です。
どこから侵入してくるかわからないけれどゴキブリが多いといった悩み事にも、相談に乗ることが可能です。
料金はご利用頻度や時間によって変わってくるので、以下を参考にしてください。
プラン名 | 料金 |
---|---|
便利屋プラン | 8,800円 |
便利屋定期プラン | 7,700円 |
初回限定3時間得々パック | 19,800円 |
【ご紹介】便利屋七福神のサービスプラン
厄介なゴキブリは侵入経路を確認して確実に駆除しよう!お困りの際は便利屋にもご相談ください
ゴキブリは、家の中に出ると駆除するのが大変であり、他にも潜んでいるのではと思うと安心して過ごせなくなります。
習性を理解して、どこから侵入しているのかを押さえ、状況に合った駆除方法を実践することが必要です。
しかし、ゴキブリが苦手、自分では駆除できないという人もいるでしょう。
そんなときは、様々な害虫駆除に対応している便利屋にご相談ください。
ゴキブリを確実に駆除し、新たに家の中に侵入してこないよう掃除なども引き受けています。
清潔感あふれる快適な空間で過ごせるよう、ゴキブリは1匹たりとも残さずしっかり駆除しておきましょう。