家事代行サービスの利用で起こるトラブルとは?具体例と注意すべき点や対策について解説
仕事や育児などに追われる日々のなかで、代わりに家事をしてもらえる家事代行サービスはとても助かります。
家事に割いていた時間を別の作業に充てることができ、より有意義な時間を過ごせるようになって生活が潤うことでしょう。
このように便利な家事代行サービスですが、稀にトラブルが発生しています。
どのようなトラブルが起きているのか、トラブルが発生したときの対処法や未然に予防する方法などについて詳しく解説します。
Contents
家事代行サービスでよくあるトラブル一覧
家事代行サービス利用で起こるトラブルは以下の内容が多いです。
- 料金面
- 作業内容
- スタッフとのトラブル
- 紛失・盗難
- 物の破損
家事代行サービスでよくあるトラブルについて順に確認していきましょう。
料金面
家事代行サービスにおけるトラブルのなかでも揉めることが多いトラブルが、料金面に関することです。
1時間あたりの料金を提示しているところが多いなか、会社によってはオプションを追加することで料金が変わってきます。
たとえば、以下のようなときに追加で料金が発生することで揉め事へと発展することがあります。
- 延長料金
- キャンセル料
- スタッフの交通費
- 税抜であれば税込の料金を請求されることになる
- 鍵の預かり費用
ホームページに記載されているプランとは別にオーダーメイドのプランを作ってくれる業者もあることから、料金についてはより細かな確認が必要です。
作業内容
依頼した内容をこなしてもらえなかったというトラブルが起きることがあります。
家事代行サービスは、状況やスタッフの技術に応じてサービスの仕上がりが変わってくることが難点といえます。
時間切れで作業ができなかったという事態も起きており、作業内容に不満を感じる依頼者がいるのです。
スタッフとのトラブル
スタッフに依頼内容が正確に伝わっていなかった、スタッフとのコミュニケーションが取れなかったために作業内容を理解してもらえないなどのトラブルが起きています。
また、スタッフの遅刻や無断欠勤といったケースや直前にスタッフが変更になるケースもトラブルに発展する場合があります。
スタッフの変更については会社によっては次のような理由で行われる恐れがあるので、押さえておきましょう。
- 依頼主との相性
- スタッフの個人的な事情(病欠や忌引きなど)
- 会社の都合によるスタッフの配置換え
- スタッフが固定制ではない
紛失・盗難
家事代行サービスの業者によっては家の人が不在のときに家事をしてくれるところがあります。
そこで心配となるのが、紛失や盗難に関するトラブルです。
家族ではない他人が家に入ることになるため、万が一の紛失や盗難に備えて対策を取っておく必要があります。
自身が嫌な思いをせずに済むようにするためだけでなく、スタッフを疑わないようにするためにも未然に防ぎたいトラブルの一つです。
物の破損
家事代行サービスにおいては、物の破損に関するトラブルも起きることがあります。
- 掃除機をかけているときに棚の上のものが落ちて割れてしまった
- 家具に物があたって傷ついてしまった
- 食器洗い中に誤って食器を割ってしまった
細心の注意を払いながら作業をしているなかでも、物の破損は起きてしまいます。
あらかじめ物を処分したり片づけておく時間のない人が家事代行サービスを利用するケースが多いため、物の破損というトラブルは起きる可能性があるということを念頭に置いておきましょう。
そのうえで、以降の見出しにて紹介する、家事代行サービスでトラブルを防ぐための対策も参考にしてみてください。
家事代行サービス利用時にトラブルが発生したときの対処法
家事代行サービスを利用しているときにトラブルが発生したら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
以下の3つのポイントを押さえて、状況に応じた対処をとるようにしましょう。
依頼した家事代行サービス業者に連絡をする
まずは、依頼した家事代行サービス業者に連絡をして、トラブルが発生したことについて伝えましょう。
この時スタッフ個人とやり取りをすることは控えてください。
トラブルが大きくなる可能性があることから多くの業者は利用者とスタッフ個人の直接のやりとりを禁止しています。
盗難にあった、作業中に食器が割れる・家具が傷つくなどのトラブルが起きたなどの場合は、速やかに業者に問い合わせるようにします。
いつの出来事か、どのようなトラブルが起きたのかを詳しく伝えて、問題を解決するため対応してもらいましょう。
個人経営の家事代行サービス会社の場合、事務と作業を行なうスタッフが分かれておらず、実際に起きたトラブルに対して対処しきれないことがあるため気を付けましょう。
クーリングオフ制度の確認
家事代行サービスでトラブルが発生したとき、クーリングオフ制度についても確認してみましょう。
家事代行サービスで契約を結んだ後に利用ができるクーリングオフ制度があります。
しかし本来クーリングオフ制度は強引に契約させられた場合の消費者を守る制度であるため、家事代行サービスでのトラブルすべてに当てはまるかどうかは確認が必要となります。
契約書にクーリングオフ制度に関する記載があるはずなので、契約する前に忘れずに目を通しておきましょう。
【参考】クーリング・オフ
消費者生活センターに相談する
家事代行サービス業者に相談したものの解決に至らなかった、話し合いがうまく進まないというときは消費生活センターに相談するという選択肢があります。
家事代行サービスを利用する人が増えているなか、様々なトラブルが起きています。
そのため消費者生活センターには既に多くの家事代行トラブルに関する相談が寄せられています。
困ったトラブルに遭遇してしまったときは、消費生活センターに相談してアドバイスを受けるようにしましょう。
家事代行サービスでトラブルを防ぐための対策
家事代行サービスでは、どんなスタッフが来てくれるのか、どのように作業してくれるかを事前に予想することが困難であるため、未然にトラブルを防ぐための対策を取っておくことが重要です。
ここでは、家事代行サービスでのトラブルを防ぐために実践しておきたい対策についていくつかご紹介します。
料金やサービス、契約内容を確認する
安心して家事代行サービスを利用できるよう、料金やサービス、契約内容を細かく確認しましょう。
スタッフと依頼主との間で認識のズレを防ぐため、サービスの範囲、キャンセル料、料金の内訳などをチェックしておくことが大切です
掃除してもらいたい箇所に関しては、どれくらいのレベルを求めるのかを具体的に説明して、スタッフに対応してもらえるようにすることがおすすめです。
どこまできれいにしてもらいたいのかを明確にしてから、家事代行サービスを利用しましょう。
普段通りの部屋で見積もりを出してもらう
家事代行サービスで見積もりを出してもらう際、普段通りの部屋の状態を見てもらうということもトラブル防止になります。
人に見られるため、少し片づけておこう、掃除をしておこうと考える人は多いです。
しかし、普段より部屋を整えておくことで、見積もりの際の作業時間のところで状況に合った的確な時間を提示することができなくなります。
その結果、実際にサービスを開始したときに依頼内容が終わらないという事態を招くことになるのです。
家事代行サービスを利用するときは、普段通りの部屋の様子を見てもらって適切な見積もりを出してもらうことで、トラブルを防ぐことができます。
見積書が作成されたら一つずつ細かく読み込むことが必要です。
読み込んでいるなかで疑問に感じた点があれば、会社に確認をして解決した上で契約を結ぶようにしましょう。
依頼内容を明確にまとめておく
依頼内容を細かくかつ明確にまとめておくことも、家事代行サービスでのトラブルを防ぐために必要な点です。
見積もりの際に一つずつ確認できるよう、以下の点を押さえながら依頼内容をまとめておきましょう。
- どこから掃除してもらうか等の作業優先順位
- どの程度きれいにしてもらいたいのか
- 作業の時に気を付けてもらいたいこと
- 整理整頓はどのようにしてもらいたいか
見積もりの際に細かい部分まで伝えておくことで、スタッフは作業時間内でこちらが望む家事内容をこなしてくれます。
家事に関するプロに依頼するのだからすべて任せておこうというのではなく、スタッフが快適に仕事できるように依頼することも大事です。
スタッフの研修体制をチェックする
家事代行サービス会社が多く存在するなか、スタッフの研修体制が整っている会社を選ぶこともトラブル防止につながります。
現在人手不足になっている家事代行サービス業界では、人材を確保するためにスキル不足のスタッフを在籍させている場合があります。
さらに、採用したスタッフへの研修を行なわずに現場へ向かわせるといったケースが起きているため、会社がスタッフの研修に力を入れているかどうかは事前に確認しておく必要があるのです。
研修がおろそかな会社に依頼すると、紛失や盗難、物の破損など様々なトラブルを招くことになります。
信頼できる会社を探すためには、スタッフの研修体制への取り組みも調べておきましょう。
損害賠償保険加入の有無を確認する
家事代行サービスを利用しているときに物の破損や盗難が発覚した際、家事代行サービス会社が損害賠償保険に加入していれば賠償してもらうことができます。
相談しようと考えている家事代行サービスがあるときは、損害賠償保険に加入している会社かどうかを確認しておきましょう。
損害賠償保険に加入している場合、適用範囲や金額面などの詳細についてもチェックしてみてください。
個人経営などの小さな会社に家事代行を依頼しようとするときは特に、損害賠償保険加入の有無を調べておきましょう。
最初はお試しプランでサービスを利用してみる
家事代行サービスでは、どんなスタッフが派遣されるか当日までわかりません。
問い合わせや見積もりのときに何となくスタッフについて教えてもらっていても、実際に家事をお願いするとなった当日になって判ることもあります。
そこで、もう少しこんな感じのスタッフが良かった、自分の満足のいく範囲で家事をしてもらいたいという悩みを抱える前に、最初はお試しプランを利用してみましょう。
スポットごとに依頼する、短い時間で利用できるお試しプランを活用するなどして、スタッフの対応や作業内容などを確認してみてください。
より納得のいく会社を選びたい、今後も定期的に利用する予定という場合は、複数の家事代行サービス会社を比較することをおすすめします。
貴重品は保管しておく
物の破損や盗難は、家事代行サービスにおいて起こりやすいトラブルの一つです。
このようなトラブルを未然に防ぐために必要なことが、自身の貴重品はきちんと保管しておくということです。
見えない場所や気づかれにくいところ、鍵がかかる金庫などに保管して、貴重品を守りましょう。
動かすことができない高価な家具などに関しては、あらかじめスタッフに取り扱いを指示しておくと安心です。
サービスを受ける前の状態を写真や動画に残しておく
物の破損や盗難、掃除の質などにおいて不安を感じるときは、サービスを受ける前の状態を写真に残しておく方法も有効です。
写真が手元にあることで、家事代行サービス会社に状況を正確に伝えることができます。
スタッフの対応があまり良くない、サービス後の部屋の状態に不満があるなどの場合は、写真や動画を残しておくことを忘れないようにしましょう。
作業場所にカメラを設置する
サービス前後の画像を残してスタッフの仕事への取り組み方を確認するだけでなく、作業場所にカメラを設置するという方法もあります。
自身が不在のときに他人を家に上げることに抵抗を感じる人は、作業してもらう室内に監視カメラを設置すると良いです。
家主が不在のとき、スタッフがどのように家事をしているのか確認することができます。
万が一トラブルが発生した際にも、カメラの映像を会社に提出することができます。
便利屋七福神ではお客様立ち合いのもと丁寧な作業を提供しております
家事代行サービスは、育児や仕事で忙しい人にとってとても便利なサービスです。
こちらが頼んだ家事全般を引き受けてもらえるため、忙しくしていても清潔な家の中で気持ちよく過ごすことができます。
その一方で、家事代行サービスではトラブルが起きていることも事実です。
そこで、家事代行サービスを利用する際は、より慎重に業者を選ぶことが大切です。
家事代行サービスは、専門の会社だけでなく便利屋でもサービスを提供しています。
便利屋であれば、家事以外のシーンで困ったことでも気軽に相談できるので頼りになります。
その便利屋にも多くの業者が存在するため、より安心して依頼できるところを選ぶようにしましょう。
便利屋七福神では、お客様立ち合いのもと作業を行なうようにしています。
スタッフが作業している様子を見てもらい、細かな要望や気を付けてほしい点なども伝えることができます。
さらに、定期プランではなく都度プランも用意しているため、お試しで利用してもらうことも可能です。
- 便利屋プラン(初回1時間8,800円)・・・家事代行やハウスクリーニングなどを必要なときに必要な分だけ依頼できる
- 便利屋定期プラン(初回1時間7,700円)・・・月に1回、週に1回など、定期的にサービスを提供中
- 初回限定3時間得々パック(19,800円)・・・3時間以内で便利屋サービスを頼み放題
便利屋七福神では、以下のような家事代行を引き受けているため、自身の悩みと照らし合わせながら検討してみてください。
- 部屋掃除
- 水回り掃除
- キッチン掃除
- 片付け
- 洗濯
- 買い物代行
- ベビー、キッズシッター
- ペットシッター
便利で助かる家事代行サービスは業者の質を見極めて信頼できるところを選ぼう
家事代行サービスを利用することで、家事をする時間がなく困っている人も家の中で快適に過ごせるようになります。
こちらがお願いしたことをスタッフが親切・丁寧に対応し、清潔感あふれる空間に仕上げていってくれます。
しかし、家事代行サービスではスタッフの作業内容や料金体系、物の破損や盗難などトラブルもつきものです。
どのようなトラブルが起こり得るのかを理解し、未然に防ぐための対策を行なうことが必要です。
問い合わせや見積もりの際に業者の質を見極め、困っているときにいつでも相談できるところを見つけてみましょう。